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動物愛護法の改正

 動物の愛護および管理に関する法律が改正されようとしている。それに備えてさまざまなところで議論がなされているが、自民党に物を言わせた獣医師会の圧力が強いようだ。今度の改正も余り変化はないのかと憂う。
 アメリカやイギリスなどの先進諸国では動物実験を行う施設や動物を保管する施設の届出は当たり前であり、国による査察と記録作成・保存も義務づけられているが、我が国ではそれらのいずれも全くない。そんな国の科学技術がなぜ他の先進諸国と肩を並べられるというのか?届出も査察も記録も面倒。でも、他の国では行っている。この国の研究者、特に獣医師はどこへ行きたいのだろう?
 以前、獣医師になりたいという帰国子女から相談を受けたとき、その結果、彼女はアメリカの獣医系大学を受けることを決めたようだ。私もこのままでは日本で獣医師になるのはやめておけとアドバイスを続けざるを得ない。獣医師だけでなく研究者でもそう。この国の古い保守体制が社会だけでなく科学界でも若い者の足を引っ張っているのだ。こんな国、要らぬ。どんどん皆海外へ行け。青色LED訴訟の研究者が憤りを隠せずに「若い奴らにはどんどんアメリカへ来いと言いたい。」と言い放っていた。私も同じ心境だ。実際にアメリカに行った彼が羨ましい。私もいつかこんな国脱出したいと思いつつ、この法改正の成り行きを見守っている。
by fussyvet | 2005-01-29 11:12 | こうして社会は回ってる | Trackback | Comments(5)
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Commented by sindow at 2005-01-29 23:47 x
始めまして。某獣医学科に通っている者です。
日記を読ませてもらったのですが、率直に同じ事を感じます。ですが、
「何故自分の力で変えようとしないか」という事を疑問に思います。
青色LEDの研究者にせよ、日本は腐ってる的な事を言っておいて
自分では何もせずにただアメリカに逃げているだけに感じます。
たしかに今まで蓄積されたものを変えるには、何年もかかるのかもしれません。ですが、若い人たちが変えようとしなければ、いつまで経っても
腐った部分は変わらないと思います。日本人に生まれてきた以上、
生まれ育った国を良い方向に導く義務があると思うのは私だけでしょうか?
学生の分際で偉そうに述べてすみません。
Commented by fussyvet at 2005-01-30 10:25
sindowさん、ようこそ。
学生の頃は私もsindowさんと同じように思ったものです。強気でした。今も強気ですが、ちょっと違います。
私は10年近く地方自治体という大きな組織の中におり、自分の主張をしてきましたが、周囲を見ていても思うことは「出る杭は打たれる」だけであり、個人一人の力で組織やましてや社会を変えることはとても困難であるということです。協力者が必要。最近、警察内部の人が内部告発をし、不当な人事異動にあったことがニュースで流れましたが、そういう社会なのです。青色LEDの研究者も会社にいた頃は相当の圧力があり、研究も孤独な中で何年もやってきて本当に悔しい思いをされたのだと思います。個人がどこまで自分を抑え、我慢しなければならないのか?一回の人生なのに…と考えることは誰しも同じだろうと思います。滅私奉公を強いる社会で一生尽くそうとは思わなくなる人は多いでしょう。
が、sindowさんはもっと強い力と意思と愛国心があるかも知れません。10年後も同じことをおっしゃっていることを願います。
Commented by Alica at 2005-01-30 20:24 x
>sindow様

私もfussyvet様に同感です。

一般の会社には、年功序列だけが頼りの無能なTOPがわんさといます。
私はそんなもの世代が交代すれば自然消滅するものとたかを括っていましたが、結局は変わりませんでした。それどころか、驚いたことに、私と同世代からも彼らのコピーが出始めています。
無論、異議を唱えるものもいましたが、ことごとくスポイルされてしまいました。

この国の首相も交代した4年前には、この国の膿を出し、政治を変えてくれるものと期待されましたが、結果は知っての通りです。

政治も経済も、アメリカ式の中で自分たちに都合いいものだけを取り入れた結果です。

青色LEDの中村氏も、日本にいて闘っていたら勝訴どころか、とっくに社会から抹殺されていたはずです。
牛肉産地偽装を告発した西宮冷蔵が倒産したことでも、明らかだと思いますよ。

この国の動脈硬化はもう末期に来ているのかもしれません。
Commented by sindow at 2005-01-30 23:18 x
>fussyvetさん、Alicaさん
確かに日本国内から日本を変えるのは至極難しい事に思えます。
その点は理解しているつもりです。
小さな事ですが今までの生活でも、fussyvetさんが言われるように
「出る杭は打たれる」的な経験がありますので。
自分なりには、
「外部の血を、つまり海外の血を日本国内に輸血する事」
これが日本の腐敗した部分を革新するのに繋がる
という考えを持っております。
海外に行く事は悪い的な発言をしてしまい申し訳ございませんでした。
そうではなく、海外には積極的に行き、そこで培った技術、知識、経験を持ち帰りそれを日本で伝承する。
(相当数の人数と伝承する場が必要ですが)
その結果、何年間後には日本は変わってくれると
今は信じております。

Commented by fussyvet at 2005-01-31 07:57
「社会を変えたいのなら、トップになればいい。」
この国のトップクラスに近い大学で教鞭を執る獣医師が言った言葉です。この言葉が全てを象徴しているように思います。上層部の一部の人間しか物を言えない社会、民主主義と言いながら、実情は決してそうではありません。
目的はいろいろあるだろうと思います。この国にもいいところはあると知っています。sindowさんのように海外の血を国内に輸血することに価値観を置く方も居れば、今の私のように国内であろうが海外であろうが自分が生かされる場所で自分を生かしたいと思う人間もいる。それぞれが目指すこと、できることを行えばいい訳で片方がもう一方の生き方を非難する権利はないだろうと思います。sindowさんはsindowさんのやり方、人生で頑張って下さい。
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