タグ:息子の未来のために ( 66 ) タグの人気記事

身近な暴力から遠い暴力まで

 アメリカの大学内で史上最悪の銃撃事件が昨日報道された当初は、「ほら、やっぱり銃規制しないから。アメリカだからね。」なんて思っていたのに、同じ日の夜に自分の生きている国で市町村のトップに立つ人が銃撃されて亡くなってしまったなんて、銃規制のある日本も銃規制のないアメリカも変わらないじゃないかと思ってしまった。殺されてしまった人の遺族にとったら、誰が一緒に殺されようが悲しみの重さに変化はないだろうから、一気に殺されてしまう人数が多いとか少ないとかの問題じゃないと思う。国内の事件の方は暴力団員で、なんだか「それで市長を殺すの?」と疑問符が永久につくような理由をのたまって犯行声明までしているけれど、理由の軽さと犯行声明の大袈裟さから、自分の背後にいる巨悪を覆うためにしている偽装工作で、本当の悪魔は後ろにいるんじゃないかと疑う。
 個人的に長崎市が好きだ。最初に訪れたのは、5年位前。そして、2回目は数年前の日本動物実験代替法学会でだ。クリスチャンの私としては、迫害を受けた隠れキリシタンの人たちが殉教した地なんてもう彼らの胸中を思っただけで倒れそうになるほど重かったし、原爆が落ちた地点に立ったときは頭が真っ白になってしまった。それでも今の長崎市は西洋的なものと日本的なものが不思議に混じっていて、落ち着いていて、それでいて活気もあって、大好きだ。長崎駅前の景色はとてもはっきりと思い出せる。そこで空港行きのバスに乗り降りしたし、喫茶店でお茶したし、露天でお土産買ったし、映画館にも入った。よく覚えている大好きな場所で起こった事件だけに本当に辛い。
 真っ先に思ったのは、暴力団許すまじ、そして、その背後にいる奴らはもっと許すまじということだ。けれど、暴力団に入る人は生い立ちが不幸であった人も多いという。(だからと言って、不幸な生い立ちの人が必ずしも暴力団に入っていくわけではないから、素質もあるんだと思うけれど。)私たちは日常で何気なく傷付け合っているけれど、そんな社会に生きている一人ひとりが間接的な加害者だと私は思っている。身近な傷付けあいからなくしていかなければならない。
 うちの息子さん、慣れてきちゃって保育園で自分の欲しいおもちゃをほかの子が使っていると、その子を押すそうな。一昨日聞いた話。誰に似たんだか。(はい、すいません?私は気が強かったけれど、暴力は振るわなかったよなあ。)まずは、身内の小さなやんちゃ坊主をどうにかせねば…。
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by fussyvet | 2007-04-18 11:07 | こうして社会は回ってる

嫉妬心

 1歳の息子を見ているのは本当におもしろい。そして、嫉妬心というのは人間の心の一番原始的な部分に近い気持ちなんだなということがよくわかる。近頃我が息子君、母親としては嬉しいのだけれど、私に近付く者に嫉妬心丸出しである。夫は勿論、ぬいぐるみも彼の攻撃対象だ。息子を寝かせつけるため、ぬいぐるみを抱っこして、
「いいこ、いいこ。一緒にネンネしようね。」
とやれば、一目散に走ってきてぬいぐるみをひっぺはがし、私の懐へ自分が納まる。夫がおもしろがって私に近付けば、哀れ夫は息子から蹴りを入れられる。今の息子は私を一番の存在場所にしていてくれるのだろう。その存在場所を危うくする対象は”嫉妬”のターゲットなのだ。他の子もこの月齢はこんなものなのだろうか?息子は本当にかわいいし、母親としてはとても嬉しいけれど、この嫉妬心を上手に消化させつつ、彼の世界を広げていってやらなくてはいけない。彼の居場所は私の元だけではなくもっともっとたくさんあることを、そして私が神様から教えられたように彼の存在もまた大切なものであることを教えてやらなくてはいけない。
 息子よ、一緒にゆっくりと大きくなろう。君の成長でママは寂しい思いもするかも知れないけれど、君の世界が広がり、幸せを感じる場所が多くなっていくこと、それが嬉しい。
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by fussyvet | 2007-04-09 13:37 | 家族

息子の将来のために今の私ができること

 普段、動物のことばかり書いているから、「この人は動物のことばかりで、人間のことなんてどうでもいいんだ。」と思われているかも知れないが、私は人間も含めて動物と言っているつもりだ。だから、最小限の犠牲とか苦痛の軽減とか代替法とか言っているそれらの概念は当然人間にだって当てはまる。

 私の子供は男の子だけれど、子育てでいろいろある不安や心配の中で子供が男の子であるがゆえに絶対に息子をこれからだけは守ろうと思っていることがある。それは戦争に出すことだ。「この平和な世の中で何が戦争の心配?」と思う人もいるかも知れない。けれど、最近の世の中の動きを見ている限り、私の不安は消えることがない。
 先日、一つの司法判断が下った。ご存知のとおり、沖縄戦における集団自決を軍が強制したものであることの記述を子供たちの教科書から削除するものだ。当時の軍の司令官にしてみれば、自分の人生を否定されるような思いから脱却したかっただろうし、戦争というものの中における自分の存在の仕方の否定を否定したかったのかも知れない。個人の気持ちとしては理解できるような気がする。
 が、ことはそんな個人レベルの善悪ではないと思う。当時、日本全体がそういう雰囲気だった。戦争という異常な状況で言われることは皆”ありうる”として警戒せざるを得なかった。
「敵は鬼畜だ。敵軍の捕虜になれば皆惨殺される。」
と言われつつ、手榴弾を軍人から手渡されれば、当時の標語よろしく「生きて恥とならん」と思った人ばかりだとは思わないが、「どんな殺され方をするか分からない。それなら、これで楽に…。」と思った人もいたかも知れない。”恥”を最も恐れるよう教育されている日本人だから、生き残った場合にどんなに周囲から非難されるだろうと自分自身を追い詰めた人もいるかも知れない。”かも””かも”って、これは自分自身をその状況においてイメージしただけのもの。実際に体験した人の話を聞いて欲しい。
戦争を語りつぐ60年目の証言

 現代に生きる戦争を知らない私自身は…
 私は自分の息子にこんなに大きな重荷を背負わせたくない。重すぎる。
 私は自分の息子にこんな風に死んでいって欲しくないし、敵味方関係なく人様の息子も同時に死んで欲しくない。
 私は自分の息子にこんな風に殺されて欲しくないし、どこの国の人であっても息子に人様を殺して欲しくない。
 私は自分の息子にこんなことで外国の人に「最も勇敢だ。」と褒められて欲しくない。

 私もどんなことがあっても戦争は正当化しちゃいけないと思う。例えば、日本の今まさに私たちが住んでいる地方へ軍事攻撃をしかけてくる国があったとしても、その国から国を守るために息子を戦争に出したならば息子だけ死んでしまうだろう。それよりは私は最期まで息子と一緒にいたい。だから、この国の指導者がいくら「自国を守るため」などと言おうと戦争を支持しない。そんなのはきれいごとだ。戦争がひとたび起これば、無差別に最大多数の人が亡くなり、心身ともに想像を絶する苦痛を被る。だから何としてでも、戦争に代わる解決方法を見つけなくちゃいけない。そして、それができる指導者を私は支持しなくてはいけない。

 もうすぐ、いろいろな地方で選挙があるが、私は候補者をできるだけ詳しく調べて投票する。少なくとも憲法第九条を変えることを目論んでいる政党が支持する候補者や、子供を生む能力を持たないおばさんは害悪みたいな他人を尊重しない候補者には間違っても入れない。それがこの国を「美しい国」にするために今私ができる最大のことだ。
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by fussyvet | 2007-04-05 10:30 | こうして社会は回ってる

転院しました

 お陰様で無事転院しました。
 思えば、これまでの個人経営の産婦人科では「良い患者」に終始していたように思うので、新しいところでは「わたしゃあ、一筋縄ではいかないのよ。」的オーラを出しまくり、獣医師であること医学部の大学院に通っていることも伝え、きちんと対等に話をできるようにしました。これまでの産婦人科では、獣医であることも医学部の研究室に通っていることも伝えていなかったので、医学的知識がない妊婦として、小学生でも扱うように扱われていたと思います。まあ、しゃあないかとも思いますが、思えば、患者には医学的知識がないからと言って、上から扱う医者のあり方も問題なわけで、こちらが獣医だとか、医者であるとか、看護婦であるとか、そう言った医学的知識を持ち合わせた人間が患者だと身構えるというような豹変ぶりを見てしまうと、その医者に対して軽蔑の思いを抱きます。
 と言うわけで、今度の医者とは向こうもポンポン言うし、こちらもポンポン言うしで、初対面の感じでは悪くないと思いました。
 一方、これまでのところは、まだ鉄欠乏性貧血改善のための注射剤だけ投与しに通っているのですが、「しら~。」っとした雰囲気があります。まあ、高飛車な口が災いしたと思ってちょうだい。

 患者には病院を選ぶ権利があります。人間の病院であっても、動物の病院であっても。初診料+紹介状なし料金がかかって、かなり痛かったですが…。子供生むって、つくづくお金がかかるのね。少子化対策という政を担う人にもその辺り、よろしく言いたいですわ。
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by fussyvet | 2005-12-17 13:23 | 徒然

傷付けることと社会的立場

石原都知事の「ババア」発言に対する損害賠償請求は却下

 と言うことは、私がいくら「タヌキ親父」「クソ親父」を連発しても「権力を笠に着た『中年男性』という一般的存在に対する個人的見解に過ぎず、個々人の社会的評価を低下させるものではない」ということだな?少し安心したような気もするが、しかし、日本の首都の知事という公権力を握った人と私のような一学生とではその発言が大衆に与える影響は全く違うだろう?私はこの問題で都知事が提訴されたと聞いた時、陰ながら提訴した人たちにエールを送っていた。公権力を握った人間が一部の領域に当てはまる人たちを「最も悪しき有害なもの」と評したばかりでなく、人の言葉を借りながら、ののしりの罵声を浴びせたのである。その権力者が影響を及ぼす範囲ではそう見なされた人たちに対しては行政サービスなどが軽んじられるのではないかという印象すら与える。実際に、知事になる前からこの人はテレビ番組などで女性蔑視的な発言をしている。公人になってそれが露呈しただけだろうと思う。大物かなんだか知らないが、人間的に信頼のおけぬ人間に大きな公権力を握る首都の行政のトップはやって欲しくない。
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by fussyvet | 2005-02-24 22:22 | こうして社会は回ってる

チョコレート生産に纏わる子供の強制労働

 このブログにもリンクしている犬的ブログさん私の前記事にトラックバックして下さいましたが、その中にチョコレートの生産において子供の強制労働の可能性がある企業の一覧が載っているサイトがリンクされています。日本企業の中では一企業が入っています。返答のない企業にはもう一企業が入っています。残りの国内チョコレートメーカーは掲載されていません。明らかになるまでは私は買わないぞ。「不買運動は労働している子供たちの職を奪う。」という意見もあるが、そんなものはきちんとした雇用体系で行えば良いわけで企業側=強者の立場でしかありません。
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by fussyvet | 2005-02-16 19:43 | こうして社会は回ってる