タグ:動物愛護運動 ( 129 ) タグの人気記事

紛争と動物実験

 先日、東京で開催された第6回国際動物実験代替法会議でイスラエルからの参加者が自国の紛争と動物実験について発表していたのを拝聴した。イスラエルにも動物愛護法があるが、軍事および国民の安全に関わる分野に関してはその法律は適用外だそうだ。
 イスラエルでの紛争の激化とそれに伴う犠牲者数の変遷と実験に用いられる動物数との相関を表すグラフが示されていたが、国民の安全を守るための実験は紛争の激化に伴う犠牲者数と比例して増えており、そのため実験に使われる動物数も増加しているというものだった。
 拙ブログのタグクラウドを見ているとここ連日ダルフール紛争について書いているにも関わらず、「動物愛護運動」タグの大きさや検索語句からすると、動物の問題について検索してたどり着いた人や以前から読んで下さっている動物愛護活動家が今でも多勢を占めてくださっているのだろうと思う。そんな方々からすれば、近頃このブログの管理人は何を考えているのか、動物たちはどうでもいいのか、と思われているかも知れない。が、人間間の平和がなければ、異種である動物たちの平和はあり得ない。そんな事実をイスラエル人の発表が如実に物語っていた。
 人種の違い、部族の違い、それだけで同じ人間を残酷な方法で殺す生き物が他の動物のことまで考えるだろうか?ダルフール紛争に関する英文字のニュースを読みながらぐったりするほどやるせなくなる時がある今日この頃だ。
[PR]
by fussyvet | 2007-09-18 11:31 | 動物

思想的マイノリティがド真面目に娯楽大作を解説する「ロビンフッド」

 映画「ハリーポッター」シリーズのスネイプ先生に恋してしまい、アラン・リックマンを追いかけ中に見た「ロビンフッド」(主演はケビン・コスナー)を私のような思想的マイノリティと思しき人間がくそ真面目に分解、

解説するとこうなる。(ネタばれあり)
[PR]
by fussyvet | 2007-09-10 14:15 | 映画

環境省のパブリックコメント

環境省 報道発表資料-平成19年8月9日-「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」及び「動物の処分方法に関する指針」の改定案に関する意見の募集(パブリックコメント)について

 9月7日までです。
 私は以下のように意見を送りました。参考にしていただければ光栄ですが、もし、実際に意見を送付する際は、これをコピーして張り付けるのではなく、必ずご自身の意見をご自身の言葉でお送り下さい。なお、メールで送る際は添付文書や参照URLの貼り付けは不可ですので、必ず「意見募集要項」を一読することをお願いします。

*********
 貴職で募集されているパブリックコメントのうち、「動物の殺処分方法に関する指針(案)」について以下のように意見をお送りします。

1. 「第3 殺処分動物の殺処分方法」のうち
「社会的に容認されている通常の方法によること」を「獣医学的根拠に基づいた安楽死方法によること」と訂正。

理由:原案の表現では抽象的過ぎる。見た目、感情による非科学的方法により、殺処分される動物の苦痛が長引くことは動物の愛護および管理に関する法律に反する。この法に則った方法であるべきとするならば、科学的根拠による鎮痛作用を伴う方法でなければならないと考える。この場合、該当する科学分野は獣医学であり、アメリカの獣医学会では安楽死のガイドラインが作成されており、国内でも実験動物医学会および動物実験代替法学会を中心に安楽死についての議論が行われている。既知のガイドラインや専門家の意見を取り入れるのが「動物の愛護および管理に関する法律」に準拠した方法であると思われる。

2. 「第4 補 則」のうち
「2 …この指針の趣旨に沿って配慮するよう努めること」を「2 …この指針の趣旨に沿って確実に安楽死が行われるよう努めること」と訂正。

理由:「配慮」ではなく、確実に安楽死が行われなければ、行政による殺処分が「動物の愛護および管理に関する法律」に準拠しているとは社会的に容認されがたい。

名前
住所
所属
電話番号
*********
[PR]
by fussyvet | 2007-09-03 12:24 | 動物

第6回国際動物実験代替法会議

 第6回国際動物実験代替法会議から今戻ってきました。前回のようにこと細かくレポートする余力がないので、講演・発表や個人的会話の中から得られた知見だけを数回に分けて掲載することにします。
 「国際ハーモナイゼーション」という言葉が動物実験の世界でもしばしば聞かれますが、今回、研究者ではない一日本人として特別シンポジウムで発表された2人の方を聴講した限りでは、英語力は他の日本人の研究者など誰も比較にならないほど秀でており、発表に関しても内容についての個人的賛否はおいておくとして、まとめ方、話しかたは本当に素晴らしく、動物実験に疑問を持っている国民の活動の方が余程「国際ハーモナイゼーション」が進むと感じました。感情を特定の職業人にぶつける非建設的な方法ではなく、こういう場できちんと論理的に意見を述べられる”国際人”が動物愛護運動の国際協調の先頭になっていけば、閉鎖的な日本の動物実験界も「何も知らない一市民のくせに」的な態度では対応できず、他の先進諸国では既に行われている実験動物に関する記録保管と情報公開、定期的査察、第三者評価機関の設置も受け入れざるを得なくなっていくかも知れません。頑張れ、一市民!私も今は何も肩書きがない一市民なので、自分も頑張れ>はい。

 残念ながら、本日午後から行われた市民のための公開講座には帰る時間の関係で出られず、どのような討議が行われたのか気になります。一市民からどのような質問、意見が出たのでしょうか。研究者側はどのように答えていたのでしょうか。


 今回の会議でも、海外の獣医師でもある研究者、活動家、学生たちなどいろいろな人と交流できて本当に有意義だったけれど、つくづく今の自分は宙ぶらりんな状態であることを思い知らされた。これからどうしていくのか、子育てとの両立、獣医・研究領域に戻るのか、あるいはすっぱりと足を洗って他の仕事で生計を立て動物愛護運動に身を投じていくのか。悩んでいるときが一番苦しいけれど、ゆっくりと歩むしか仕方がない。再び絶望しないよう、神様に祈りつつゆくだけです。
[PR]
by fussyvet | 2007-08-25 23:02 | 動物

北京オリンピック

Olympic Dream for Darful

a0015636_13252362.jpg


 開催準備に伴う間違った狂犬病予防知識から来たイヌの無差別殺害、チベット問題、対日姿勢、そして決定的だったのはダルフール問題を考慮した結果、北京オリンピックを見ないことにした。

 本日はmixi内で呼びかけられているダルフールへの一斉募金の日です。よろしければ、ご参加下さい。日本ユニセフのサイトからも行えます。

http://mixi.jp/view_event.pl?id=21269472&comment_count=26&comm_id=95578
[PR]
by fussyvet | 2007-08-08 13:31 | 世界の話

貧困と紛争と実験動物

 広大なアフリカ大陸の西方にシエラレオネという小さな国がある。レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイヤモンド」の舞台になった国であり、世界でもっとも平均寿命が短い国である。1991年から2002年の12年間にわたり続いた内戦では無抵抗の市民が老若男女問わず虐殺され、10歳にも満たぬ少女が母親の目の前で強姦されて、その後その少女の目の前で母親は惨殺され、10歳にも満たぬ少年が銃を持たされて自身の手で親兄弟を殺すことを強要され、生後2ヶ月の赤ん坊さえ押えつけられて斧で何度も切りつけて手足を切断され、現在その地を訪れれば手足を失った子供・大人をあちこちで見かける貧しい国だ。
 そのシエラレオネという国で、絶滅の危機にあるチンパンジーの捕獲および屠殺が禁止になった。現在、動物愛護運動が活発化・一般化した日本を含める先進諸国では、チンパンジーに限らず実験用サル類の捕獲・繁殖が世論的に困難になり、その代わりに中国、東南アジア諸国、そしてアフリカなどが動物実験を行う先進諸国への供給源となってきている。貧困の克服のために外貨が欲しい発展途上国と、国内の世論を気にせずしかも自国で調達するよりもコストをかけずにすむ先進国との利害関係が釣り合った結果である。そして、発展途上国のサルは捕獲され、繁殖され、先進国へ輸出され、実験に用いられるのだ。サル類の動物実験を廃止させるため、サル類を供給している発展途上国が動物愛護団体から攻撃されることもあるが、貧困、そして貧困をもたらす紛争の解決なしでは根本的な問題解決にならないだろうと思う。
 法的にチンパンジーの捕獲と屠殺が禁止になったことは喜ばしいことかも知れないが、私は懸念している。密猟が進むことを。そして、それらの陰に紛争が存在することを。動物の問題に関しては、先進国の動物愛護運動からの圧力による発展途上国の表面的な動物保護の推進を喜べない。まずは貧困問題の解決をしないことには、発展途上国の人たちの生活が先進国の人間によりいつでもどちらにでも転がされていることになるからだ。先述のシエラレオネの内戦には先進国で高価に売買されるダイヤモンドをめぐる悲劇だった。まずは人間の欲と、一見関係がないと思われる人間の無知から生じる人間自身の悲劇をなくさない限り、動物たちの悲劇も決して終焉を見ない。そんな思いもあって、近頃、世界で起きている紛争に焦点を絞って調べているのであった。
 因みに「動物の権利は人間の権利と同等だ。」「人間の権利を守るために動物愛護運動など止めるべきだ。」という両極端な意見は一切の問題の解決につながらない無益な議論である。
[PR]
by fussyvet | 2007-08-06 15:28 | 動物

動物実験代替法学会を支える企業たち

 動物実験の廃止を願って行われる消費者運動の中に、動物実験を行っている企業の製品を買わないという不買運動がある。新規物質開発のためなど企業が動物実験を行う理由にはさまざまあるが、特に化粧品開発などで動物実験を行っている企業に対する風当たりは国内外問わず強い。かくいう私も極力動物実験を行っていない企業の商品を購入するように努めている。しかし、これらの不買運動は都会など商品の選択肢が豊富に存在する地域ではよいが、そうでない地域では商品を選ぶことは難しい。私自身も自分が望んだメーカーの商品でなくても、忙しいときは近くのスーパーでいつもとは違うメーカーの商品を買うことがある。そういう場合、動物実験代替法に出資してくれている企業の製品を購入することで、動物実験代替法の開発に資金を提供してくれている企業を支える、そういう考え方もありではないかと思うのだ。ということで、参考までにそんな企業の一覧。
 因みに、動物実験代替法学会に出資していても、その企業自身は動物実験を行っている。「動物実験自体を許せない。本来あるべきものではなかった。」と言われれば、それまでだろうと思う。が、そういう運動では私は動物実験は廃止され得ないと思っている。そんなこんなも参考にしていただけたのなら幸いである。

 8月21日から25日まで東京で開催される第6回国際動物実験代替法会議のスポンサー(敬称等略)

プラチナスポンサー
 ロレアル
 日本製薬団体連合会
 Colgate-Palmolive Co.
 Kimberly-Clark
 ファイザー製薬
 P&G
 マンダム

ゴールドスポンサー
 ユニリーバー
 Humane Society of the United States
 Alternatives Research Development Foundation
 チャールズリバー社
 日本化粧品工業連合会
 ジョンソン&ジョンソン
 エクソンモービル

シルバースポンサー
 ARI
 グラクソスミスクライン社
 The European Cosmetic Toiletry and Perfumery Association
 カネボウ
 アストラゼネカ
 資生堂
 大野先生
 花王

ブロンズスポンサー
 財団法人食品薬品安全センター秦野研究所
 財団法人残留農薬研究所
 日本メナード
 コーセー
 Mary Kay
 ノエビア
 財団法人食品農医薬品安全性評価センター
 富士バイオメディクス
 慢性疾患リハビリテイション研究振興財団
 BioReliance
 住友化学

 また、日本動物実験代替法学会を恒常的に支えて下さっている企業はこちら
[PR]
by fussyvet | 2007-07-31 13:43 | 動物

韓国人の人質がまた一人犠牲になって…

 こんなことばっかりで本当に嫌になる。最近は右傾化した人たちがお隣の国の人をぼろくそに叩いているし、逆にそのお隣の国の人が執拗に過去の日本の過ちだけを取り上げて難癖をつけてくるけれど、誰かが理不尽な理由で殺されてしまったと聞けば、それがどこの国の人であれ一人の人間として居た堪れなくなる。このニュースの人質はキリスト教会の人だというから、私は余計に気にしているのかも知れないが、こんな理不尽なことを聞けば、神に向かって罵りたくなってしまうときもある。人間同士で、なぜ無残な事件ばかり起こるのか。本当に人間なんて…と自分が人間であることが嫌になるし、それを大きな手で導いているのが神だとすれば、どうしてこんな悲惨な出来事を起こさせずして、導かないのかと怒鳴りたい気分にさえなる。
 最近、動物関連の仕事ではなく、人のためになる仕事に関心がある自分に気付いた。動物の問題を解決するにはまず人間自身の問題を解決していかないことには達成されないだろうという考えから接していくうちに、自分自身も関わりたいと思うようになってきた。自分が役に立つのなら、事務でも電話番でも何でも良い。獣医なんて資格はこちらからくそ食らえ、だ。尊敬できる、信頼できる相手がいない世界にいつまで拘る必要があろうか。この世界に辟易していたこともきっかけかも知れない。どっちにしても、導き手にお任せだ。近頃祈る言葉はいつも決まっている。

「私を生かすべき場所で生かして下さい。」

 多分、今は息子のそばがその場所なんだろうな。
[PR]
by fussyvet | 2007-07-31 10:38 | こうして社会は回ってる

メール

 2007年7月20日金曜日の早朝付けで、以下のようなメールをもらった。

 こんにちは。私は●●(北米のある地)に住んでいます。特にヒッピーとヤッピー(バークレー系の人たち。ヒッピーの真似をして自然志向だけれども実はお金持ちのお坊ちゃまお嬢様たち)がたくさんいて菜食主義を気取っています。myhomepageを見たのですが「子供にとさつ現場を見せて子供に肉を食べるかどうか判断させる…」といったような文面があったのですがそりゃー脅しと大して変わらないんでないのかなあ?と思いました。ちなみに私の友達はもとヒッピーで菜食主義者が2人いますが子供に菜食主義を強制したことを後悔しています。菜食主義って(子供は動物が殺されるのを見てかわいそうとかそういう風に始まりますが)大人の菜食主義ってもっと「心の問題」から始まっているように感じるのですがどうでしょうか?詳しく説明したのですがここでは文字数が足りないでしょうからぜひメールにお返事をください。あ、ちなみに私もクリスチャンです。(ちょっとなんちゃってクリスチャンがはいってます。笑)


 これに対して私は、送信者のちょっと横柄な口調に違和感を覚えながらも、詳しく説明したいというので、12時間以内に以下のような返信を送った。


○○ 様

 初めまして。「動物のお医者さんが見てきたこと」のサイト管理人fussyvetです。私の稚拙なホームページを読んでくださってありがとうございました。
 さて、子供にと殺現場を見せて肉を食べるかどうかを判断させる云々の話ですが、今一度ホームページの文章を読んでいただけたらと思いますが、私は子供に菜食を強制させることを推奨したのではありません。最近、日本では食育という言葉がよく聞かれるようになりましたが、食事というものを通して心を養おうという意味があります。野菜でも魚でも肉でもそうですが、ただ食卓に並べられたものを機械的に食べていると、それがどうやって自分の口に入ってくるかわからなくなります。野菜などは、小学校でも栽培実習がありますし、魚介類は漁をする映像がニュースでも見られますが、肉だけはのんびりとした畜産風景などは見られても”と殺”風景を見る機会はありません。ホームページにも書きましたが、動物は好きでも、ただ並べられた肉の塊に関しては何の情もなく食べる、そのことがとても矛盾したもののように思えてなりません。ですから、機会があれば、肉に付いてもどういう工程で肉ができるのか、知ることは有意義ではないかと思っています。もちろん、親にも見せる見せないの選択肢がありますから、それはその人次第です。
 菜食は宗教なども絡んできたり、「心の問題」でありますし、環境問題でもありますし、エネルギー消費の問題でもありますし、ライフスタイルの選択の問題でもあります。食べるだけで精一杯のとき、そんなことは考えていられません。が、先進国に住み、漠然と消費生活を送ると思わぬ犠牲が陰にあることを忘れがちです。フェアトレードという考え方もそうですが、恵まれた環境にいるのであれば、その陰にある問題も考えて消費生活を送ることは有効ではないかと考えます。同時に、それらの実践は強制されるものではなく、”気付き”によるべきだろうと思います。そんなことを考えつつ、自分の経験をもとにホームページを作りました。子供を脅せという意図はありません。

             fussyvet


 今の私は余裕がない。私に限らず、初対面の赤の他人は皆忙しいものだろう。忙しいけれど、返信を必要とする人にはせっせと返信を書く。「遅れていても、相手に何か不幸があったのかも知れないし…。」と思いなおそうとするが、時間が経つにつれ、忙しい中、メールを打つのに費やした時間がもったいなく、自分が滑稽に思える。この時間をクリック募金に使えばよかった。募金先のメモを持って、郵便局へ行けばよかった。更に悪いことに、私はこのメールの主のように初対面の人間に対する口の聞き方も知らず、返信まで要求してきたにも関わらず、その後こちらに対しては一切の連絡もない若者(若くなければ、ただの○○だ)に対する寛容さを持ち合わせる余分なエネルギーが全くない。

 これまでも、「獣医になりたいが…。」と進路に悩む若者などからしばしばメールをもらい、それに対して私なりに一所懸命に答えてきたけれど、時には「なんじゃこりゃ?」と思わずにいられない場合があり、その度にどっと疲れてきました。私一人の生活であれば、そんな疲労感は屁でもないのですが、今は手のかかる盛りのわんぱく坊主を抱え、高齢出産ママの体力は限界に達しています。ちょっと「冗談じゃない!」状況ですので、メールへの返信を個人にすることは一時中止とします。「返信しなくては。」と思った場合は、個人への返信ではなくブログでさせていただきますので、よろしくお願いします。
[PR]
by fussyvet | 2007-07-24 12:57 | 動物

似非愛護団体

 この物言いにどうしようもない違和感を感じる。必要以上に行政職員を中傷し、自分は正義のヒーロー。彼に言わせれば、9年半行政の獣医職に就いてきた私も無駄に高等教育を受けた「獣医にもなれな」かった冷血動物のようだ。

関連記事
[PR]
by fussyvet | 2007-07-21 05:07 | 動物