タグ:動物実験代替法 ( 24 ) タグの人気記事

合成洗剤なら動物データを利用しているはずで…

同時期にニッサン石鹸へ動物実験の問い合わせをされた方がいらっしゃいます。こちらによれば、ファーファブランドはユニリーバとライセンス契約を結んで、継続的にユニリーバへ契約料を支払っているという回答がニッサン石鹸から返ってきたということでした。ネットで検索すると、もともとファーファブランドはユニリーバが発売したもので、それをニッサン石鹸が譲受したようです。ユニリーバが動物実験をしていないという話は聞いたことがありませんから、ニッサン石鹸の一部の商品については、動物実験を行って開発された商品を譲り受けて売っていることになります。

もともと合成洗剤は開発過程で動物実験を行っているはずですから、当然といえば、当然の結果なわけで…。本当に動物データを基にしていない洗浄剤は、やっぱり純石鹸ぐらいじゃないでしょうか。

他社の動物実験を行って開発した物質を使って販売していれば、「動物実験をしていないメーカー」と勧められ、自社で実験を行っている企業は不買運動の対象にされるという構図はとても不公平ですよね。動物実験を行っているメーカーは動物実験代替法の開発に資金を出したり、自社で研究を行ったりしていますが、もし、これらの試験法が動物実験代替法として認められた場合、現在「動物実験をしていない」と称賛されているメーカーも製品開発の段階で利用するのではないでしょうか。これはやはり、「動物実験をしているメーカー」として非難されている企業にとっては、不公平感を伴うものではないかな。

合成洗剤を買うのであれば、動物実験をしているかいないかにこだわる必要はないと感じています。どこの製品も直接的であれ、間接的であれ、動物データを利用しているはずですから。Veganでありたいなら、純植物性純石鹸を選ぶしかないのだろうと思います。

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by fussyvet | 2011-04-14 11:31 | 動物

企業側も動物実験の問い合わせにはうんざりしてる?

今はやりの「すすぎ1回」の洗剤を調べていくうちに、ニッサン石鹸の「ウルトラファーファ」を見つけた。合成洗剤には必ず動物実験が行われているものと思っていたが、このニッサン石鹸については動物実験に反対するあちこちのサイトで「動物実験をしていないメーカー」として挙げられている。一企業に問い合わせたことなどなかったけれど、「本当か?」と思い、問い合わせてみた。実際に帰ってきた返事は下記参照。

メール受信担当者の転送したメールをそのまま使って返信とするところなど、こういう問い合わせが多くて辟易しているという雰囲気が感じ取れる(転送先の担当者に「ご苦労様です」って、あなたねぇ)。が、照会内容の「いかなる動物実験のデータも利用していないか」については、直接回答されていなくて、謎のまま。そのまま、ひな形の文章を利用したような印象を受ける(他のブログにあった文章と今回の回答文がほぼ同一)が、まあ、とりあえず、そういうことでした。

やってみて、あまり気持ちのいいものではないな…。


送信者 ニッサン石鹸(株) 長** < ******@nissansoap.co.jp >
日時2011年04月11日 13:11
宛先
TO: ****@*******
件名Fw: ウルトラファーファ(すすぎ1回)について


○○様

お問合せの件ですが、弊社で行ったり、外部に委託したりしておりません。
また、今後も行う予定はございません。
ニッサン製品をご愛用いただきますようお願い申し上げます。

*************************
ニッサン石鹸株式会社 東京本社
お客様相談室  長** *
TEL 03-*****、 FAX 03-*****
E-mail : ******@nissansoap.co.jp  
*************************


----- Original Message -----
From: mori****
To: 長** *[ニッサン石鹸?] ; 木* *夫[ニッサン石鹸?]
Sent: Friday, April 08, 2011 4:10 PM
Subject: Fw: ウルトラファーファ(すすぎ1回)について


ご苦労様です。
転送しますので対応の程よろしくお願い致します。

森* *義


----- Original Message -----
From: ****
To: <******@nissansoap.co.jp>
Sent: Friday, April 08, 2011 3:39 PM
Subject: ウルトラファーファ(すすぎ1回)について


> 初めて質問させていただきます。
>
> 御社でもすすぎ1回の衣料用洗剤が発売されたのを知りました。従来より、新規日用品用化学物質の市販化には動物実験が必要であると覚えております。
> 「動物実験反対」を唱える団体などがインターネット上で発表している「動物実験をしていないメーカー」の中に御社が含まれていることも覚えております。
>
> ウルトラファーファ開発に際し、御社では動物実験を行っておられないのでしょうか?あるいは、御社の研究施設では行っていなくとも、外国の試験実施者に委託してはおられないのでしょうか?また、いかなる動物実験のデータも利用されていないのでしょうか?
>
> 以上、非常に関心をもっております。購入の際の参考にさせていただけたらと思います。
>
> (住所)
> (氏名)
>
>



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by fussyvet | 2011-04-11 15:46 | 動物

動物実験代替法を人体実験代替法と言い換えることについて

最近、動物実験代替法を人体実験の代替法と言い換える傾向が散見されます。最初、この人体実験代替法という言葉の代替を見たとき、ピンときませんでした。それどころか、普通の人だったら、この言葉を見たときに「大丈夫かな」という感想を持つんじゃないかと思います。

そもそも動物実験は必要ないという考え方に由来するのだと思いますが、今回はこの「人体実験代替法」という言い換えに対して少々批判を加えたいと思います。

動物実験にも数々あります。しかし、その批判の急先鋒がターゲットとするのは医薬品、農薬等の承認に係る非臨床試験ですが、これ自体が既に人体実験代替法であり、そのことは医者や研究者は既に承知のことです。ですから、「人体実験代替法」という言い換えに対して、彼らは「何を言ってるんだ」と呆れるはずです。

さらに、獣医系大学、理学部などヒト以外について研究を行っている教育機関の動物実験は、人体実験の代替法ではありません。だから、「動物実験代替法」を「人体実験代替法」と言い換えることで、逆に獣医系大学、理学部などの動物実験を自ら除外し、動物実験代替法の範囲を狭めてしまうことになります。動物実験代替法学会には獣医系大学の研究者も少なからず参加しているのに。

本当に動物実験をやめさせたいのであれば、「人体実験代替法」という言い換えは止めた方がいいんじゃないかなと思います。あえて言い換えるのであれば、「生体実験代替法」でしょう。これなら、動物実験の苦痛のカテゴリーB以上の動物実験がほぼ全て含まれることになります。あまり意味がないどころか、動物実験の縮小にとって逆効果になる言葉に言い換える必要はないだろうと思うわけです。

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by fussyvet | 2011-02-14 19:37 | 動物

獣医学教育における生体実習について質問をもらいました

動物愛護に関心を持つ方から質問をいただきました。

Q. 欧米で一切動物を犠牲にせずに単位をとり、獣医になれる大学が増えているのですが、それに対して、「模型やCGだけで学んだ獣医師には診てもらいたくない」「実際の生物を用いた実験でしか学べないことがある」という意見をよく聞きます。そこでこれに関するご意見や生体を用いた実験だからこそ学べたことがもしあるのであれば、おうかがいしたいと思います。

まず最初に、欧米で一切動物を犠牲にせず単位が取れる獣医系大学が出てきているというものの、最近はあまり聞きません。やはり限界があるようです。そのことから考えても、「実際の生物を用いた実験でしか学べないことがある」ということは真実だと思います。ただ、「模型やCGだけで学んだ獣医師」についてですが、そんな人は実際にほぼ皆無だと思います。「一切動物を犠牲にしない」ということは、「一切動物の体を用いて学ばない」という意味ではありません。欧米では、献体制度と言って、動物病院で亡くなった動物の遺体を所有者から承諾を得て実習に用いる方法を取り入れているところがあります。実際に、そういった方法で学び、獣医になった北欧の獣医師と話したことがありますが、彼女は卒後、小動物のための病院を開業しています。生体を犠牲にしていなくても、動物の身体からは学べることがあるし、実際にそうしているし、また、最低限、そうでなくてはならないということです。

では、献体制度からも学べない、最初に触れた生体を用いた実験でしか学べないことを何に置き換えていくのかについてですが、これが難しく、教育機関としての大学全体が本腰をあげて取り組まない限り、教育における代替法の導入は実現されないでしょう。一時期、学生が熱心に取り組んでいましたが、彼らが社会人になって大学を離れたら、後を熱心に継ぐ者もなく、大学側が本腰を入れる前に衰退していったように感じています。結局、一時の流行で終わってしまいました。学生の代替法を求める声が大きくなり、さらにそれに指導者側も参加しなければ、生体実習代替法の開発はできません。今、北海道大学獣医学部でそのような取り組みがされていますが、獣医学会で時々発表がある程度で、現在、どのような進行状況であるのか、その他の日本動物実験代替法学会など、外には大きく聞こえてきません。

以上は、大学教育、特に獣医学教育に関することであり、高校以下の学校については生体実習など必要ないと思います。実際に私が育った県では、中学一年でミミズを犠牲にした以外、小中高で解剖はありません。それでも、私は全く問題なく成人し、高等教育を受け、獣医師の資格を取って現在に至っています。


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by fussyvet | 2011-02-12 11:37 | 動物

第22回日本動物実験代替法学会学術大会に行ってきた

 第22回日本動物実験代替法学会について、長い文章を書いたのに、Internet Explorerの不具合のお陰で、消えてしまった。あの長い文章をもう一度書く気力もないので、まとめだけ。

・開催地が大阪であったせいか、市民シンポジウムの一般参加者が少なかった。
・動物愛護団体の参加も少なかった。
・獣医系大学の学生もいなかった。
・獣医師の参加もほとんどなかった。
・昨年、ある動物愛護団体を怒らせたと聞いたので、今年はどうかと様子を見ていたが、大した対立もなく終わった。
・学会発表としては、3Rのうち、Replacementに集約されつつある。
・そのReplacementの道のりもまだ長く、悲観的。
・化粧品におけるReplacementすら危ういのに、医学系研究における動物実験はなくならないだろう。
・獣医師としてできることは、RefinementとReductionであることを確信。
・教育における代替法は、学生による打ち上げ花火的活動では持続性がなく、教官の意思による参加が不可欠。
・研究者と動物愛護団体が参加する唯一の学会で、双方の確執は非建設的。
・動物実験の全廃は無理でも、無駄な実験を減らすことはできる。そのためには、巨大研究機関だけでなく、公には知られていない研究機関を含める(意識を変えるための)法制化が不可欠(そこに、研究者側と動物愛護団体との話し合いの意義がある)。

 まあ、こんなところ。
 Internet Explorerに怒っています。


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by fussyvet | 2009-11-16 11:12 | 動物

食用に回していれば、話は別

 昨日の記事の中で、食用に供する目的でなければ「と畜場法」に該当しないと記したけれど、どうも嫌な想像が頭から離れない。

 獣医系大学の病理学または解剖実習では、起立しているウシの前肢の後ろと後肢の前にロープを回して、前後からそのロープを学生が引っ張ってウシを仰臥させる。その際、廃用になったとは言え、元気はウシは当然大暴れするわけで、セラクタール(R)など麻酔薬や鎮静薬が予め投与されるのだけど、酪農学園大学ではその前投与が行われていなかったのはなぜだろうと疑問に思う。まさか、解体して異常が見当たらなかったウシの肉を食肉販売業者なり、農家なり、飲食店なりに転売したり、大学の学祭で焼き肉にして売っていたりしないだろうな。万が一、そんなことが行われていたのであれば、明らかに「と畜場法」「食品衛生法」違反だけれど、いくらなんでもまさか、ね。
 食肉検査員としてと畜場に出向いていた頃、農場で立てなくなったウシをその場でと殺、解体して、検査して欲しいという業者がいたが、私の当時の上司が「と畜場法」の根本を覆す行為だとして拒否した。すると、逆切れした業者が脅し文句で食ってかかり、傍らにいた私たちも本当に恐ろしい思いをした。それでも上司は屈せず、法律を守り、獣医師として私たちの職責を全うしたわけだ。強迫にも屈せず、立場を貫く獣医師もいるわけで、あくまでももしもだが、大学が実習後の解体肉を食用に転売されることを承知で回していたとしたら、これは大問題になるはずだ。BSEの検査もしていないだろうし。
 今回の刑事告発は「動物愛護法」違反だから、「と畜場法」違反についてまで調べられるのか分からないけれど、個人的にはとても興味がある。

 毎年、一人は獣医学生が動物実験を苦に自殺したという話を聞く。国全体で自殺者の数が増えている日本だから、比としたら大したことがないと言われてしまえばそれまでだ。が、自殺の理由として、生活苦であるとか時代を背景にした要因ではなく、一貫して動物の犠牲を苦にして学生を自殺に追いやっている学会が、その事実を無視続けて改善を試みないのであれば、どんな体質の学会なのかと世間は思うだろう。このままであれば、自殺者もなくならないし、内部告発もまた起こるだろう。そして、動物愛護運動も先鋭化するだろうし、賛同者も増えるだろう。一つ一つの事件で「ああ、よかった。」じゃなくて、もういい加減にその一つ一つを学会全体で考えるきっかけにすることが建設的ではないだろうか。
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by fussyvet | 2009-08-25 09:55 | 動物

日本、製品安全性試験における動物利用の削減に関する国際協定に署名

 ICCVAMからのメールニュースを読んでびっくり。日本も署名しましたね。

メールニュースの内容

協定の内容

 代表として署名したのは国立医薬品食品衛生研究所の西島 正弘所長ですね。署名に参加した他の国はアメリカ、カナダ、EUです。これら各国で採用促進が望まれる毒性試験の代替法を、科学的根拠に基づき国際的に連携して推奨していくというものです。協定内容には有効性確認研究、査読研究会議およびその報告、試験法の法的考察への推薦が含まれます。つまり、推薦されるべき代替法があったら、その有効性の確認研究から検討、そして法的に認められた試験法とされるまでの工程が促進されることが期待されるわけです。これまでは非公式な約束事でしかありませんでしたが、今回の署名により公式に各国間で促進されることになるわけです。

 署名内容の和訳は余力がないのでそのうちJaCVAMなり日本動物実験代替法学会が出すことを期待します。あるいは、余力ができたら後ほど自分で追加しますが、今翻訳の仕事だらけでプライベートでやる気分ではないのでどなたか代わりにやってください(笑)。
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by fussyvet | 2009-04-28 09:49 | 動物

InterNICHE

 教育における動物実験代替法を推進する運動を展開している国際的な組織InterNICHEのコーディネーターMr. Nick Jukesと会ってきました。昨年に続き二回目です。とても多忙な方で一年の大半を世界中飛び回っており、教育における動物実験代替法の普及のため心血を注いでいます。厳格なベジタリアン(ビーガン)ですが、今回私と会っているときは少し妥協してくださった場面ではちょっと安心しました。つまりは自分の主義主張にだけ固執して周囲にだけ妥協させる人ではないのです。
 現在、この組織のJapan contactとしてALIVEという団体が受け持っています。少し前までは現役の獣医学生らが中心柱となって活動していました。しかし、次第にそのようなアクティブな学生も減っていった…。とても寂しい思いではありますが、学生という立場を考えれば封建的な日本社会では仕方がないことだろうとも思います。私自身、学生時代にさまざまな実習でさまざまな動物を使用し、単位を取って卒業するためにはそれらを拒否することもできず、とんでもなく非人道的な実習に苦しみ、今も思い出すと怒りが湧き上がってきます。感じ方は人それぞれだと思いますが、私は私と同じような感性を持った学生に同じ苦しみを味わわせたくない。そんな一心からInterNICHEの活動に関心を持ち、接触し、協力しようとしてきました。今回、Nickと会い、個人的なことも交えて話をしていくうちに、心底もっと協力しようという決意を固めているところです。このような機会を与えられたことに本当に感謝します。
 教育における動物実験代替法は学生だけでは普及しません。現在の生体を用いた実習と同等の教育レベルを代替法が持つことを示す証拠と決定権を持つ大学の教授らの関心と理解と協力が不可欠です。その中でいかに交渉し、普及させていくか。とても困難な道のりではありますが、インドなど海外では既に相当数の代替法が大学教育に取り入れられ、相当数の動物の犠牲が減っているとも聞きました。そのような海外での実績を踏まえ、日本でも普及するように…。と、これまでは考えてきたのですが、今は少し考えを変えています。海外からの波で変わるのではなく、日本自体から変化の波を起こせないか、もともと勤勉で細かい調査能力に長けている日本人ならできるのではないか?そんなふうにも思うわけです。
 今後、このブログではこのような教育における動物実験代替法についても取り上げていきたいと考えています。

参考:InterNICHEの日本語ページ
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by fussyvet | 2008-12-21 22:52 | 動物

第6回国際動物実験代替法会議

 第6回国際動物実験代替法会議から今戻ってきました。前回のようにこと細かくレポートする余力がないので、講演・発表や個人的会話の中から得られた知見だけを数回に分けて掲載することにします。
 「国際ハーモナイゼーション」という言葉が動物実験の世界でもしばしば聞かれますが、今回、研究者ではない一日本人として特別シンポジウムで発表された2人の方を聴講した限りでは、英語力は他の日本人の研究者など誰も比較にならないほど秀でており、発表に関しても内容についての個人的賛否はおいておくとして、まとめ方、話しかたは本当に素晴らしく、動物実験に疑問を持っている国民の活動の方が余程「国際ハーモナイゼーション」が進むと感じました。感情を特定の職業人にぶつける非建設的な方法ではなく、こういう場できちんと論理的に意見を述べられる”国際人”が動物愛護運動の国際協調の先頭になっていけば、閉鎖的な日本の動物実験界も「何も知らない一市民のくせに」的な態度では対応できず、他の先進諸国では既に行われている実験動物に関する記録保管と情報公開、定期的査察、第三者評価機関の設置も受け入れざるを得なくなっていくかも知れません。頑張れ、一市民!私も今は何も肩書きがない一市民なので、自分も頑張れ>はい。

 残念ながら、本日午後から行われた市民のための公開講座には帰る時間の関係で出られず、どのような討議が行われたのか気になります。一市民からどのような質問、意見が出たのでしょうか。研究者側はどのように答えていたのでしょうか。


 今回の会議でも、海外の獣医師でもある研究者、活動家、学生たちなどいろいろな人と交流できて本当に有意義だったけれど、つくづく今の自分は宙ぶらりんな状態であることを思い知らされた。これからどうしていくのか、子育てとの両立、獣医・研究領域に戻るのか、あるいはすっぱりと足を洗って他の仕事で生計を立て動物愛護運動に身を投じていくのか。悩んでいるときが一番苦しいけれど、ゆっくりと歩むしか仕方がない。再び絶望しないよう、神様に祈りつつゆくだけです。
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by fussyvet | 2007-08-25 23:02 | 動物

動物実験代替法学会を支える企業たち

 動物実験の廃止を願って行われる消費者運動の中に、動物実験を行っている企業の製品を買わないという不買運動がある。新規物質開発のためなど企業が動物実験を行う理由にはさまざまあるが、特に化粧品開発などで動物実験を行っている企業に対する風当たりは国内外問わず強い。かくいう私も極力動物実験を行っていない企業の商品を購入するように努めている。しかし、これらの不買運動は都会など商品の選択肢が豊富に存在する地域ではよいが、そうでない地域では商品を選ぶことは難しい。私自身も自分が望んだメーカーの商品でなくても、忙しいときは近くのスーパーでいつもとは違うメーカーの商品を買うことがある。そういう場合、動物実験代替法に出資してくれている企業の製品を購入することで、動物実験代替法の開発に資金を提供してくれている企業を支える、そういう考え方もありではないかと思うのだ。ということで、参考までにそんな企業の一覧。
 因みに、動物実験代替法学会に出資していても、その企業自身は動物実験を行っている。「動物実験自体を許せない。本来あるべきものではなかった。」と言われれば、それまでだろうと思う。が、そういう運動では私は動物実験は廃止され得ないと思っている。そんなこんなも参考にしていただけたのなら幸いである。

 8月21日から25日まで東京で開催される第6回国際動物実験代替法会議のスポンサー(敬称等略)

プラチナスポンサー
 ロレアル
 日本製薬団体連合会
 Colgate-Palmolive Co.
 Kimberly-Clark
 ファイザー製薬
 P&G
 マンダム

ゴールドスポンサー
 ユニリーバー
 Humane Society of the United States
 Alternatives Research Development Foundation
 チャールズリバー社
 日本化粧品工業連合会
 ジョンソン&ジョンソン
 エクソンモービル

シルバースポンサー
 ARI
 グラクソスミスクライン社
 The European Cosmetic Toiletry and Perfumery Association
 カネボウ
 アストラゼネカ
 資生堂
 大野先生
 花王

ブロンズスポンサー
 財団法人食品薬品安全センター秦野研究所
 財団法人残留農薬研究所
 日本メナード
 コーセー
 Mary Kay
 ノエビア
 財団法人食品農医薬品安全性評価センター
 富士バイオメディクス
 慢性疾患リハビリテイション研究振興財団
 BioReliance
 住友化学

 また、日本動物実験代替法学会を恒常的に支えて下さっている企業はこちら
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by fussyvet | 2007-07-31 13:43 | 動物