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「ブラッド・ダイヤモンド」

 数日前にDVDで見ました。1回目は字幕でお酒を飲みながら、2回目は監督の解説付きで。それでも、見足りないので、アマゾンで特別版の中古品を注文してしまいました。
 シエラレオネの内戦では反政府軍に手足を切断された人たちが五万といます。女子供容赦なくです。が、この映画の中でそのシーンは1度きり。しかも、この映画の中では大きな斧で一気に切断していますが、実際は現地でマチェットと呼ばれる大きなナタのような物で何度も叩いて切断しているわけで、それと比べたら、あっさりとしていますし、実際に少年兵が行った残虐行為の中には妊婦のお腹の中にいる子供が男の子か女の子か賭けをして、その腹を裂いて殺しただとか、眼球をえぐり出しただとか、映画では描けないようなことが行われていたわけで、そんなレポートを読んだことがある者にとっては、この映画の何とマイルドなことか。それでも、「レオナルド・ディカプリオ」の名前や映画の宣伝用動画につられて何気なく見た人にとっては、本当に目から鱗のショッキングな内容だったろうと思います。それが伝わって、さらに”キンバリープロセス”だとか、他の紛争の背景に関心を持つ人が増えれば十分。監督も監督冥利に尽きるだろうと思います。

 レオナルド・ディカプリオは”いい男”じゃなくて、優秀な俳優です。無冠の帝王だけれど、彼がこのまま役者を続ける姿をずっと見ていたい。
 ジェニファー・コネリーも知的になりました。ラブシーンなんて入れなくて、正解。
 映画の中の少年兵は無理やり少年兵として育成されて、解放後は家族の元に帰れたけれど、実際は快楽で人を殺すことを楽しんでいた少年もいたし、家族に受け入れられない元少年兵もいた。映画で全ては語れないけれど、それでも、この作品は価値ある映画だと思います。
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by fussyvet | 2009-07-26 22:45 | 映画

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

 これまでのシリーズを見てきたのと、アラン・リックマン見たさが理由で見てきました。ハリポタを映画館で見たのはこれが初めてですが、DVDを家でこそこそ見るのとでは迫力が段違いでした。残りの2作も映画館で見たいと思っています。

 以下、ネタばれ少しありです。
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by fussyvet | 2009-07-26 22:10 | 映画

「人間の証明」

「人間の証明」 出演 ジョー・山中

 ツタヤの郵送レンタルで見た。古い映画。
 なぜ、見たのかと言えば、子供を生んだ後に偶然、こんな映画があったことを思い出したから。「母親が子を殺せるか?」

 それで悪い”母親”がこの映画を見た感想です。

ネタばれあり
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by fussyvet | 2009-07-10 00:04 | 映画

「真に動物を助ける職業」とは?

 日本獣医学会のQ&Aを久しぶりに覗いたら、おもしろいのがあった。獣医師を目指す高校一年生(今はもう二年生になっているはず)の女の子の「獣医師の資格をとっても、実際は動物を助けることはほとんどできないのか。また、動物を助ける真の職種を教えて欲しい。」との質問に対する回答が掲載されているが、この内容について個人的な補足、異論を書いてみる。

 回答冒頭の
「『獣医師』という国家資格は、単なる手段であって、目的ではありません。獣医学部に入った全員が獣医師を目指すわけではありません。中には、小学校の教員を目指す人、マスコミ関係の職業に就く人、プロスキーヤー、などさまざまです。
 小学校の教員は、自分の生徒に動物の命の尊さを伝え、結果的に「動物を助ける」人間の心を育てるでしょう。また、マスコミ関係の職について、自然界で起こっているさまざまな環境問題や野生動物の現状について社会に広く伝え、野生動物の保護活動を起こすきっかけを作ることができるでしょう。
 といったように、どのような職業に就いても、いろんな手段を用いて「動物を助ける」ことは可能だと考えます。」
の部分は全くその通りだと思う。(プロスキーヤーというのは、我が大先輩の三浦雄一郎氏のことだろう。なんでわざわざ超特異的でマイナーな卒後進路をここに書いたのかと考えると、思わず笑ってしまう。)

 その後、「獣医師として獣医学的知識や技術を活用して『動物を助ける』手段について」代表的なものが挙げられているが、1. 動物園獣医師については、回答者自身の職業ゆえにその通りで、異論をはさむ余地はない。が、実際に動物園の獣医師になれる獣医師は、本当にごくわずかである。この女の子が就職する年に、それだけ採用枠があるか。もしかしたら、このご時世、採用枠がないかも知れない。それくらい、確率が低いので、最初から動物園の獣医師”だけ”を目指すことは現実的でないのでお勧めしない。

 2. 小動物・大動物の臨床獣医師として、愛玩動物などの小動物と畜産動物などの大動物を診療する獣医師が同列で語られていることには、とても違和感を感じる。畜産動物の臨床は、畜産農家の利益をまず考えなくてはならない。そうなると、自然と動物の命は後回しになり、コストがかさむのであれば、安楽死や即刻と畜場行きとなるから、この場合、「動物を助ける仕事」とは言い難い。
 ところで、この質問者は女の子だが、現在、大動物臨床の職場では、体力的な観点から男性獣医師を優遇して採用している。男女平等とか何とか言っているが、これはまぎれもない事実である。この質問者の女の子が将来、大動物臨床獣医師になれる確率はとても低いだろう。また、動物病院などの小動物臨床については、人間の医者のように勤務医としてずっと勤めていける病院は少なく、3年くらい代理診療を経験したら、自分で資金を調達して開業する獣医師がほとんどである。この質問者の女の子がどれだけアクティブな子か分からないが、そのようなことを実際に女性としてやっていけるか?開業すれば、恋をしたり、子供を育てたりする暇もないだろう。そのようなことを諦められるか?あるいは、夫婦で開業することもあるだろう。が、それを見据えて、確実にパートナーをゲットできると見込めるか?代理診療をした後、経済的、家庭的に開業することもできず、将来に不安を感じて、結局、公務員の獣医職などに転職(これも採用試験は30歳くらいまでだ)する獣医師は五万といる。そのようなことを考慮せずして、漠然と「臨床獣医」を夢見ることはお勧めしない。

 4以降、製薬会社や動物実験施設の実験動物獣医師、家畜保健衛生所、食肉衛生検査所の公衆衛生獣医師、大学研究機関の獣医師とある。これらはどれも枠も大きいから、なりやすいだろう。実験動物獣医師は確かに実験動物の福祉について考えられるので、これはお勧めだけれども、ただし、動物実験の肯定が前提である。家畜保健衛生所の獣医師は検査や農家との交渉、病性鑑定が主な仕事であって、質問者のいう「真に動物を助ける仕事」に当たるのだろうか?食肉衛生検査所の獣医師は、食肉検査をするのであって、「動物を助ける」とは言い難いだろう(だって、主に殺した後のお肉を扱うのだから)。製薬会社や研究施設に行くのであれば、博士号を持っていた方が(研究者なら学位は必須)将来的に強みになると思う。

 最後の締めに、「本人の気持ちさえあれば、どの職種でも「動物を助ける」活動を進めることができます。」とあるが、これは全く奇麗ごとだと思う。この一文は若者は全く鵜呑みにしてはいけない。とにかく、どんな動物とどのように関わりたいのか、そのイメージをまず持って、その上で情報収集をすることをお勧めする。
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by fussyvet | 2009-07-08 15:37 | 動物

パレスチナ問題 備忘録

 ファタハとハマスの和解交渉の仲介者であるエジプトが、統一の期限を7月28日に延ばしたとのお話し。これまで、エジプトは何度も決裂する交渉にイライラして、期限は7月と言っていたのですが、もう7月になってしまったので。当のパレスチナ政権側は、ファタハの要員をハマスが暗殺しようとしたとか、西端地区でハマス党員をファタハが逮捕したとかでもめています。

http://news.haaretz.co.il/hasen/spages/1096758.html


 イスラエルのバラク防衛相が、アメリカで入植の凍結に賛成したとのこと。

http://www.haaretz.com/hasen/spages/1096775.html

 しかし、イスラエル政権内は入植の停止について、3対3で意見が分かれているとのこと。

http://www.haaretz.com/hasen/spages/1096642.html


 イスラエル、パレスチナ、とりあえずはこれらがそれぞれの重要課題かと。そうしないと、永久に交渉のテーブルは近づいてこない。それから、インフラ主権の問題、イスラエル国の承認問題、テロリズムの問題…と山積みですが。
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by fussyvet | 2009-07-01 10:21 | 世界の話