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中国でのイヌ虐殺(続)

中国でのイヌの無差別殺戮(残酷な写真が含まれますで、苦手な人はクリックしないで下さい。)

 中国でのイヌの虐殺に絡んで、北京オリンピックをボイコットしようという運動が世界各国で起こっているようです。
 これも声を上げたのは、中国国内で罪のない自分の愛犬を虐殺された飼い主の人です。当事者が声を上げなければ、誰も知らず、事態は続いていたでしょう。
 北京ではイヌの無差別殺戮を止めるとかニュースでちらっと流れましたが、本当に徹底されているかどうかは不明です。

 私は北京オリンピックを見ないことにしました。もともと見なくても自分自身の生活に何ら支障ありませんが。
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by fussyvet | 2006-12-18 13:02 | 動物

ドッグパークの崩壊の裏表

 先日、破綻したイヌを商用にしたレジャー施設で働いていたことがある方からメールをもらいました。


こんにちは、はじめまして。
HN○○と申します。

ブログ、HP拝見させていただいてます。
「動物のお医者さんが見てきたこと」が自分の中ですごくショックでした。

私は動物が大好きで、少し前まではトリマーとして働いていました。
幼いころから『何故鶏肉や豚肉はスライスされて売っているの?』ということを思っていました。でも、その事を大人や周りに聞いても「当たり前だ」という返答しか返ってこなかったんです。
食べ物や着るもの、自分で作らなくても当たり前にそこにある物、それが簡単に手に入るのがすごく怖かった時期もありました。特に食べ物に関しては「この1パックの鳥の足、1パックの為に一体何羽が死んだんだろう」とか、そんな事を思っていました。
だからといって、私は肉食を完全に止めることができないので、結局は周りの人たちとなんら変わりがありませんが・・・。


話は変わります。
私は××年××月から○○間、ひろしまドッグぱーくで常勤アルバイトとして働いていました。
主に□□としてですが、接客、子犬販売もしていました。
ドッグぱーくは犬を使い捨てで・・・、
ちゃんとした治療をすれば治る病気も病院に連れて行ってもらえないままひどくなり死んでいく子もいました。。。
ご飯は当時もあまり与えてはいけなくてみんなガリガリでした。
当時他のトリマーがいなくて、シャンプーも2ヶ月に1度きり、フケや皮膚病がすごくてシャンプーを勝手にしたら怒られたりました。(香水で臭いをごまかして、シャンプーなんかより犬の販売をしろと言われていました)

犬を飼いたいと来るお客さんもほとんどが『犬や猫を飼う資格がない』と思うような人たちばかりでした。
結局、何一つドッグの体制を変えられないままストレスで体調を崩してしまい、辞めてしまいました。
その翌年ドッグは潰れてしまったんですが、その体制のままずっと繁殖をし続けた結果が今回の事件でした。

その後も犬を繁殖し続けた男は大した罪にも問われることなく今もふれあいを続けているようです・・・。
ボランティアにも参加しましたが、犬たちはみんな人が好きで人間を怖がりながらも尻尾を振ってくれました。

ドッグが潰れてから、もともとのドッグの会社と、管理していた側の会社と企業が分かれたんですが、管理している側の会社が引き取った犬たちは全頭里親がみつかったようです。

ウチにも引き取ってとお願いされて引き取った犬が居ます。
犬種は△△で引き取ったときは○歳でした。
ウチに来たときは目がぼーっとしていました。耳も片方他の犬に食いちぎられていて変な形です。ガリガリで、道路を歩いたことがなく、アスファルトの感触が怖くて直ぐにフセをしたりしていました。

ドッグの事件をテレビで放送していたときも映っている犬たちと一緒に遠吠えをし、パニックになったりします。一定方向にぐるぐる回る癖は、引き取って1年以上経った今でも治りません。。。


犬たちを助けてくれた愛護団体アークエンジェルズの人たちも、ほとんどが私利私欲のようです。(犬を助けてくれた分ましなのでしょうが・・)
人間はどうしてここまで勝手なのでしょう・・・?
そして私も、その勝手な人間のひとりだと思います。


「動物のお医者さんが見てきたこと」
これからも応援させてもらいます。


最近ブログを始めたので、リンクさせてくださいね。(あんまり内容がありませんが)
お願いします。
つたない文章を長々とすみません。

ありがとうございました。

Local Time: 2006/11/27/15:52



fussyvet様。

こんにちは。ご返信ありがとうございます。
実は最近「動物のお医者さんが見てきたこと」のサイトを知ったんですよ。

ドッグぱーくのことは自由に載せてください。
ある程度の匿名で出していただければ大丈夫です。
自分のやっていたことはとても犬たちに対してひどかったし、こんなことで罪滅ぼしにもなりませんがこういうことがあるということ、少しでも動物に携わる方々には知ってもらいたいです。
少し長くなります。

ドッグの内容は、
管理会社社長O(元は工務店や建設関係)と、ドッグプロダクション代表Tで成り立っていました。
ペットブームの中ふたつの会社がひとつになってドッグパークが出来ました。
管理会社は犬のことを何も知りません。だから契約として、経費(フード・施設費・病院代・新しいふれ合い用の犬の購入など)はOが、犬の管理(繁殖・犬の世話・ふれあいの接客など)はTが管理することになっていました。
もともと100頭くらいはTが所有していたようです。
しかしふれあいが広島に定着することはなく、赤字ばかりが続いてドッグは閉鎖となりました。
その間に、OがTに支払ったお金(Tの部下たちの給与、犬のフード代などかなりの金額)をTがひとりでプライベートに使用したり、たくさんの違法があったようです。
犬の病院代やフード代もかなり飲食などに使用していた時期があったと聞きました。
それもあって会社はまたふたつに分かれたのです。
TがTVインタビューで「管理会社から指示があって犬を増やした」と言っていましたが、Tが勝手に増やし続けたのです。
管理会社関係者はふれあいコーナー以外の場所は進入禁止になっていました。
(何故なら、子犬が何頭生まれたか数をごまかしてごまかした子犬は他所に内密に売っていたのです)

働いていた当時も、犬はほとんど小規模でも皮膚病を持っていたり、半数以上の子がひどい耳ダニ、子犬はすぐに低血糖などで死んでしまっていました。(冬はとても風が入ってきてヒーターさえなかったんです・・・頼んでも買ってもらえませんでした)ペットボトルに熱いお湯を入れてタオルなどで包んで湯たんぽにしても、大人の犬でさえ冷えで下痢やケンネルコフにかかってしまいます。
寄生虫もひどく、回虫などもたくさん出回っていました。
私は3店舗あったドッグ(テレビで取り上げられているドッグの本拠地は山の中ですが、他にも広島市内に2店舗ありました)を行き来していました。
山の中の本拠地で働くときは朝からずっとトリミングです。
ダニや皮膚病が多く、シーズーのように目が大きい子は白内障のような病気にかかっている子ばかりです(まだ若いのに・・・)。目薬さえないので、私が勝手に眼軟膏(結膜炎など用)を持ってきては使っていました。
バリケンから出すときに怖くてちょっと噛むような犬は、小屋からずっと出してもらえません。
自称ドッグトレーナーさんさえ、私が扱えるような子も噛まれるのが怖くてバリケンから出せないというのです!
だからトリミングは1年くらいしてもらえず、ボウボウで爪も伸び放題でした。(その子はマルチーズです)
どこが耳かわからないくらい顔に毛玉が出来ており、白いはずの被毛は真っ黒、臭いもキツイです。
でも優しく声を掛ければゆっくりやってあげれば問題ないくらいの子です。
そんな怖がりで噛むような子も、スタッフは扱えなかったんです・・・。
シャンプーも1分も洗わず、乾かすのは自然乾燥・・・。当然皮膚病です・・・。
ひとりで1日20~30頭洗えと言われたり、本当にひどかったです。(大型が半数いたので頑張っても5~7頭くらいしか洗えません)
休みがなく、3週間連続で働くこともしょっちゅうでした。
結局何もできず辞めてしまいました。


話は変わります。
アークエンジェルズの事です。
これも管理会社Oからの情報と、自分でボランティアに参加して気づいたことです。
自分がボランティアに参加したのは告発されて2週間目の平日です。
平日なのにも関わらず沢山のボランティアさんたちが来ていました。
しかし、アークのスタッフさんからは来てくれてありがとうという言葉もなく、指示だけがありました。
ボランティアさんは広島はもちろん、県外からやって来ている方がいらっしゃるのに・・・しかも車を出して朝早くから来ているボラばかりです・・、そんな方々に言葉をひとつも掛ける事さえしないのです。

ネットでの募金の募集・・、医療費にお金を使うので足りないと言ってらっしゃいますが、ワクチン医療費入院費、すべて広島の獣医さんがみんなで持ち寄ってお金を全額出されました。
その医療費で集まったお金は何に使われるのでしょう・・・?

Tは犬の繁殖以外にもクワガタ、カブトムシの繁殖も行っていました。
実際に見たことなのですが、えさがなく死にそうになっているカブトムシたち(山ずみにされ何匹居るのか分かりません)・・・。
虫とはいえ生き物です、犬と同じように生きています。
そのまだ生きている虫たちをゴミのようにポーンと捨てたのはアーク代表です。

告発前からおなかの中に居た子犬たち。
30~40頭以上いたようです。
その子犬を高額で売ったのはアークエンジェルズです。

Tが埋めた犬たち。
土地の所有者Oに対しての罪はありますが、埋めた犬たちに対しての罪はTにはありません。
だから掘り起こしてもTに法律上の罪はありません。
なのに無理やり掘り起こすことは本当はしなくてもいいんじゃないんでしょうか・・・?
見せしめのように、テレビで放送しました。
訴えることは大事です、だけどそこまでやらなくてはいけないんでしょうか?

譲渡会、たくさんの犬が貰われていきました。
みんな幸せになってほしいです。
でも、その譲渡された犬は1頭3万お金を支払って貰われて行きました。
そのお金は本当に犬たちに使用されるんでしょうか・・・?明確にもされていません。

他にも・・・ボラに参加して不思議に思ったことがたくさんありました。


管理会社Oからは『アークはボランティアで集まったお金を着服している。だから広島動物管理センターにだけ事情を説明する』と聞きました。
犬の権利はTにあったのですが、脅すようにして書類に印鑑を押させ、犬の権利を全てアークエンジェルズに譲らせたのもアーク代表のようです。
アークは設備がそれなりに整っているドッグを、そのまま自分たちの施設にしようと目論んでいます。
管理会社Oに対しては「自分たちは見てみぬふりをしていたんだから、Tと同じ罪だ。だからこれからも保健所から犬を引き取ってここで育てる。」というのです。
おかしくないでしょうか?
ドッグで犠牲になった犬たちが1頭残らず居なくなったら、アークはそこから立ち退かなければいけない。
なのに、無料で(もちろん光熱費なども)これからもドッグを使用し続けると主張するのです。
ドッグの犬が居る限り、光熱費などもOが負担するべきでしょうが、それ以降同じように強制するのはおかしくないでしょうか・・・?


管理会社の言っていることは正しいかどうか分かりません。
でもやはり引っかかるのです。
優しいボランティアさんたち、全国各地から物資や資金を送ってくれた人たちの心を
無碍にしているような気がします。


メールの返事はいつでも大丈夫です。
返信も難しいならなしでいいですよ。
お話を聞いてくださるだけで嬉しかったです。

お子さんの病気、少しでも早くよくなるといいですね。
fussyvet様もお身体には気をつけてください。

ありがとうございました。

Local Time: 2006/11/28/10:11


○○です。
何度もメールしてすみません。

昨日夜に知ったことなんですが、
大阪のボランティアさんたちがアークエンジェルズをマスコミに告発したようです。
昨日大阪と、広島でそれが放送されたそう。
(ドッグで働いていたスタッフさんと、うちの母と両方から連絡がありました)

放送の内容は、やはり募金や物資の行方・・・。
大量に送られてきた物資が、次の日ほとんどなくなっていたりしたことに対して「何故こんなに物資が急になくなったのか?」というマスコミの質問に代表は『ボランティアが持って帰ったんだろう』との回答でした・・・。

ボランティアさんたちに罪を着せるなんて・・・、
中にはお仕事を休んでまで県外から来ている方々もいるというのに。。。

調べてみるとアークエンジェルズは以前にも前科があるようです。
それで本拠地の大阪に居られなくなったのでどうしてもドッグの土地が欲しかったようです。
管理会社Oに、設備投資(シェルター建設)まで要請していたとか。
ちょっとやり方がやくざの様で怖いですね。

あとは、集まったお金の行方です。
昨日メールした内容と同じなのですが、ボランティアさんたちは『5千万といわれているが本当はその3倍集まっていると思う』と言っていたそうです。
私が広島に居たころでさえ1億以上といわれていたのだから、本当は2億近くあるんだと思います。
どうなるかわかりませんが、
また全国で放送されると思います。

話題がタイムリーなのでびっくりしました。
そのお金、10万円ずつでいいから、犬を引き取ってくださった方に差し上げて欲しいです。
○○(△△)をドッグから貰ってきたときも最初の病院代に10万以上かかりました。
眼球に傷がいっている、寄生虫がひどい、ダニが居る、精密検査、眼の下の引っかき傷などなど、ワクチンや狂犬病も含めて、最初からものすごい金額でした。
私は覚悟して引き取ったのであまり思いませんが、こんなはずでは・・・、という方もいらっしゃるかもしれません。
これから引き取ってもらった犬たちが幸せになるために、少しのお金をそこから分けてあげて欲しいですね。


これから多分話題になると思います。
いろいろと相談を聞いてくださってありがとうございます。

Local Time: 2006/11/29/9:58



 2週間も前にいただいたのだけれど、息子が入院し、看病に追われていたため、こんな時期になってしまいました。某有名ブログにも掲載されていたので、ご存知の方も多いかと思います。

 何といいますか、動物を商用に利用することの限界を思い知らされるし、限界が来てしまったときの悲劇は報道などで伝えられるけれど、それがどうして起きてしまったのかは分析もされず、考えられず、結局また悲劇がどこかで起こってしまうわけで、保健所でさんざん”不用イヌ・ネコ”としてゴミのように持ち込まれる動物を引き取ってきた身としては、今回のような事件が起こるたびに腸が煮えくり返ります。
「動物を人間が利用することをやめない限り、同じことは起こるんだ!」
叫びたい気持ちになります。

 ボランティアについて、全てのボランティアがそうであるわけではありません。が、動物に関わる人間には、歴史的、政治的経緯からやくざも多くいて、それらは表面には現れませんから、見分けるのが難しいだろうと思います。が、”見てきた者”が告発することで、多くの人が知り、どうしたらいいのか考えていくことで、”陰”は白日の下に曝され、消えていってくれるだろうと望みをかけていますし、そういったことでしか、”陰”はなくならないだろうと思います。
 今回のドッグパークは、被害動物が最初から最後まで”あらゆる人間”に利用された事件のようです。せめて、最終的に譲渡された人の下では幸せになって欲しい。祈ることしか、今の私にはできません。

注意:ボランティア団体にはそれぞれのやり方があると思います。資金不足のところは、譲渡のために病気治療までしていられず、譲渡希望の方の善意に頼らねばならないこともあるかと思います。そういうことも含めて動物を飼うことにはお金がかかるし、今の動物の数が人口に対して多すぎるし、商用のために繁殖させ続けている限り、悲劇は終わらない。避妊去勢手術が必須です。
動物を飼育することにはお金がかかることを知らされずに”ペットを飼う”良い画像だけを見せられて買わされる人ばかり。動物を人間が管理する能力について、現在の人間社会ではとっくに限界が来ているのです。
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by fussyvet | 2006-12-12 09:55 | 動物