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吐き気も吹っ飛ぶ…

 今し方、電車に乗っていた時の出来事。
 小学校3、4年生とおぼしき男の子二人。電車に乗る時からして、
「白線の内側まで下がってお待ち下さい。」
というアナウンスに従わないどころか、先頭車両が止まるところで、身を乗り出すようにしてその電車を見ていた。私は、「クソ危ないなあ。なんで誰も注意しないのか?」と苛ついた。その子達の周囲には中年のおばさんと30前後の女性がいた。おばさんは知らん顔、女性の方はしかめっ面をしていたが、何もその場では言わなかった。ホームに入ってくる時の運転手の顔は少し緊張気味、かつ険しかった。
 電車に乗ってからもなお、奴らは二人で狂っていた。お客はこの車両に10人足らず、ガキどもは優先座席の前の席に陣取り、最初は曇ったガラスにお絵かきをしてはしゃいでいた。「まあ、いいか。」-しかし、次第にエスカレートし、持っていた傘を振り回しながら狂い始めた。彼らの真ん前には20~30代の男女が乗っていたけれど、彼らに傘が当たりそうである。その二人はどちらも迷惑そうな顔で横目でガキどもを睨みつけていたが、やはり何も言わなかった。私はだんだんイライラが募ってきていた。ガキどもから私までは数メートル離れている。「こっちへ来てみろ。このクソガキども…。」そして、傘を振り回していた方のガキが私に1mのところまで近付いてきた。その瞬間、私の口が反射した。
「こらっ!君ら、危ないやろう!」
「…?!」
「傘、振り回しとったら、危ないやろう!」
そして私は、そのまま怖い顔でじっと見ていた。
 二人ともおとなしく座った。傘を振り回していた張本人の方は、何か口で反抗めいたことをモゴモゴ言いたげだったが、
「こっちから、逃げよう…。」
とボソッと言って、もう一人を置いて次の駅で降りた。残された一人はどんな顔をしていたか知らないが、ずっとおとなしかった。どちらかというと、この子は受け身的で、先に下りたもう一人につられてやっていた感がある。しかし、それでもダメなものはダメだ。
 この子達が親などからどんな電車の乗り方を教わったのか知らない。しかし、親から離れたところの姿がこれである。ガキはコミュニティで育てなければいけない。私より近くにいた大人達がどうして何も注意しなかったのか、面倒なことはしたくなかったのか、悪者になるのが嫌だったのか、注意しようと思っていたけど…なのか知らないが、彼らにも腹が立った。本当にこの社会は無関心社会だと思った。大人が変わらなければ、ガキだって変わらないし、ますます増長する。情けなくて朝から悩まされていた吐き気も吹っ飛んだ。
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by fussyvet | 2005-10-29 13:22 | こうして社会は回ってる

人生のそれぞれのバランス

 私が教会に行くきっかけを作ってくれた友達は、娘さんの体調が悪いとかで専業主婦に戻った。専業は彼女にとって難しいという。大学を出て、すぐに家庭に入った彼女は、私と社会的立場は全く違っていた。が、彼女は私のアル中を見破った唯一の人。なぜなら彼女もアル中に苦しんだ経験があったからだ。
 それまで彼女は自分にないものを全て私が持っているようで羨ましかったと言った。私は逆に彼女が私になかった安定して温かい家庭があり、守られているようで羨ましかった。けれど、二人とも心にどうしようもない空洞を抱えていた。そして、二人とも家族に悩まされた生い立ちがあった。
 今の彼女とはまた反対に、私は早く専業主婦になりたくて仕方がない。皮肉である。それぞれにないものねだりかも知れない。でも、人生にはバランスがあって、最適なバランスを得ることは各々とても難しいのだろうと思う。彼女に最適なバランスをもたらす生活、そして私に最適なバランス…、それぞれを祈りたい。心の平安がもたらされますように。
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by fussyvet | 2005-10-28 21:06 | 徒然

ある大学教官の認識

 ある研究者曰く、
「研究成果が世に出て、偉くなるヒトはそれは若い頃から自分の研究を完成させるためには違法行為も辞さずの勢いでやるんですから。」

 私の返事、
「違法行為?一部の動物愛護の活動家と同じではありませんか。世に認められぬ研究などすべきではありません。」

 傲慢な人間が大嫌いである。”偉く”なる人はそんなんばっかか?それが事実なら、大いに規制も見直すべきである。助成金をごまかしている研究者は、表面化していないだけで、その辺に転がっているだろう。いわんや動物実験をやだ。
 この国は少なくとも民主主義を建前としているはず。”偉くない”人間の意見を集結させて、改善していくべきだ。
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by fussyvet | 2005-10-28 19:58 | 動物

代わろうかーなんちゃって

元気な君にそこは狭いだろう。早く飛び出したいだろう。
むしろ私の方がそこへ閉じ籠りたい。
代わろうか?
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by fussyvet | 2005-10-28 08:04 | 徒然

「チャーリーとチョコレート工場」

 昨日の朝、とにかく映画が観たくなって、学会の抄録も書かずに夫を誘い、1年ぶりの映画館へ。選んだ映画は大好きなジョニー・デップ主演のこれでした。
 夫にはちょっと子供っぽ過ぎたかなあと思ったけれど、意外におもしろかったようです。

 これ以後はこれから観に行く人は読まない方がいいかも。ネタばれも辞しません。
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by fussyvet | 2005-10-24 08:00 | 映画

犬猫:種差別以外の差別

 イヌ・ネコは伴侶動物として定着し、家族同様の感情を持つ人は多い。その一方で、先進諸国に輸出するため、中国ではイヌ・ネコが毛皮の原料として取り扱われている。
 イヌ・ネコではなく、畜産動物の中でもミニブタなどは伴侶動物として飼育している人が増えている。ミニブタではなくても、鳥は愛玩鳥として小鳥などは扱われるけれど、鶏、鴨、時にはスズメなどは食用に畜産動物として扱われる。
 同じ動物種でも人間側の目的により、その取り扱いは大きく異なる。彼らの運命を決定づけているのは、どういった環境に生まれるか、その”運”だけである。

「私は自分が飼っている動物だけが可愛い。」
と言い切る人を止めることはできない。人間の子供についてだって、
「自分の子供はかわいいけど…。」
という感情があるから。
が、そうでない人には機会あれば、じっくりと、この種差別でない差別について考えてもらえたらいいと思う。

 上記、リンク先の毛皮にされるイヌ・ネコの取り扱いは直視できないほど、苦痛に満ち溢れたものだった。利用したいのなら、苦痛の除去を考えるべき。先進諸国の贅沢品がこのような情景を生み出している。
 ついでに、動物実験用のイヌ、ネコ、サルのコロニーは中国や東南アジア諸国で安く繁殖されるようになってきている。先進諸国ではコストが高くつき、また、動物愛護の思想が高まってきて”やりにくいから”である。そして、それらの産業が地元の人たちの大切な産業として定着しているのだ。他に職を供給しないことには、この問題も解決しない。
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by fussyvet | 2005-10-18 13:08 | 動物

早く会いたい

グッチャグチャな母体の心とは関係なく、
お腹の子供は日に日に元気になっていく。
早く会いたい、会ってこの手で抱きしめたい。
愚かなお母さんにいろいろ教えて欲しい。
…だからと言って焦って出てくることはないけど…。

 実験しながら、なぜだか急にそんな思いに駆られました。

 先日、初めて電車で席を譲ってもらいました。
 今や立派な妊婦に見えるらしい。
 気遣っていただいた方(女性でした)に心から感謝です。
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by fussyvet | 2005-10-17 19:24 | 家族

繭の祈り

私にとって、
どんなに人生が辛くって
死にたくなっても
お腹の中の子供は別の生命体で、別の人生がある。
この子を生むまでは
死にたくなったら、せめて繭としての使命だけ果たすつもりで
自分の命をつなげていこう。

君は生まれるべくして生まれたんだ。
自分を抑え、周りにばかり気を取られ、心の目が見えなくなりつつあるお母さんの人生とは違う。
君が私と同じことに関心を抱き、
そのことにエネルギーを注ぐのかも分からないけれど、
どんな道でも早くから神様に従って
私みたいに人間に振り回されるのでなく、神様の方を向いて、
歩いていくように。
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by fussyvet | 2005-10-16 09:38 | 神様を愛してる

第5回国際動物実験代替法会議 最終日

8月25日(木)
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全体講義7
「動物実験代替法の教育。教育されるべきは誰か?」
Tsutomu Kurosawa:Osaka University Medical School, 日本
 当該演者は毎回ほとんど同じスライドで、表面的なことを大袈裟に語るので個人的に信用していない。が、海外の人の反応はどうかという興味があり、お手並み拝見と思い聴講したが、質問も意見も誰からも出なかった。それから、大きな誤りを一つ。「日本ではかつて保健所等からの払い下げ動物が大学などの研究機関で使われていたが、…。」と曰っていたが、今現在でも行われている。本当に廃止になるのは来年度から。情報不足もいいところ。自分の思いこみだけで国際的な会議で誤った講義をしないでもらいたい。余程、その場で指摘してやろうかと思うほど腹が立ったが、他の誰からも質問も意見も出ないところに身内が語りにいくのもどうかと思い、止めた。

Parallel Sessions/Workshops
・Establishing the 3Rs Principle in Japan JSAAE-Session
 2007年には次回の会議が日本で行われる。まあ、それの宣伝も兼ねてのワークショップ。同じ講堂で開かれた他のワークショップと比べると、最終日ということもあってか少な目。関心が薄いのか?それよりも、もっと演者たちは英語を勉強した方がいい。英語を母国語としない研究者の中で日本人の英語は一番ひどいと思った。一応、国内で仕切る人たちなのですから、ねえ、先生方。

Session
・Non-invasive Approaches – New Imaging & Remote Techniques
MRIなどの非侵襲的な方法で実験の解析を行う方法についてのセッション。

Session
・Development and Validation of Alternatives for Dermal Toxicity Testing
皮膚毒性試験の代替法の発展と評価方法についてのセッション。半分は欧州の代替法評価機関であるECVAMとそして日本の発表。日本の代替法ではこの皮膚毒性試験について研究している人が多く、個人的には信頼している研究者が携わっている。代替法に関心のある人には、国内ならこの道に進むことを私は勧める。どの先生が信頼できるか知りたい人は、私のホームページから入ってメールを下されば、お教えします。

Workshop
・Ecotoxicity – Applying the Three Rs
環境毒性試験における代替法についてのセッション。多くは魚が使われるが、その使用数のReductionやReplacementについて。


 以上で5日間の日程は全て終了。
 個人的には夢の広がるいい会議であった。私も本当は海外に行って勉強したかった。それをわざわざ引き留めて、事務員代わりに使ってきた今の指導教官には本当に怒りを覚え、悔しくて仕方がない。日本で信用できる研究者はわずか(そのわずかな人たちは本当に真摯で謙虚で信頼がおけると思うが)。欧米と比較すると、その携わっている人数、研究者の質共に圧倒的な差を感じる。若い人はとっとと欧米に出るべき。そこで学んで、日本に持ち帰ってくればいい。私なら日本に帰って来たいとは思わないだろうが…。
 2007年には日本で開催される。出席し、できれば発表もしたい。経済的、精神的、時間的、体力的、地理的状況が許せばの話(こんなに制約が多いのか…)。しばし、出産育児に集中し、それでも戻ろうと神様が思わせて下されば、戻ろうと思う。
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by fussyvet | 2005-10-15 23:48 | 動物

天使と悪魔

居心地のいい家に逃げ込むのか?
いや、与えられた大切なものを大切にしたいのだ。

やりかけたことをやり終えなくていいのか?
大切なものを犠牲にして?

名誉や金は欲しくないのか?
そりゃ、欲しいよ。でも、大切なものを大切にしたい。

夫や子供以外にも、今続けることも神が与えてくれたチャンスかも知れないじゃないか。
そうかも知れない。でも今の私には全てを行うエネルギーがない。

どれが天使で悪魔の声なのか、聞き分ける力を私に下さい。
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by fussyvet | 2005-10-15 15:27 | 徒然