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動物実験の法規制

 欧米など海外では動物実験も動物福祉や愛護に関連する法律の対象となり規制を受けている。実験施設の届出や行政による査察受け入れ、民間人と獣医師を含む倫理委員会の設置、動物受け入れと使用記録の管理と行政への提出、実験で動物を扱う者の資格制と講習会受講の義務などである。日本の動物の愛護及び管理に関する法律では、畜産動物と共に実験動物は対象外となっている。このことは海外とのえらい違いになる。
 まもなく、同法が改正される予定であり、それに向けて実験動物についても各種話し合いが持たれている。私は動物実験についても海外と同等の規制は必要だと思う。科学論文に投稿する際のデータの信頼性から見れば、研究者にとってもその方が返って良いと思う。管理の行き届いていない動物からどうして正確な実験データが得られようか?また、日本は嘗められている。海外から「日本は動物実験の規制がないからやりやすい。」と言って、自国では規制により行えない実験を日本に来てやる外国人もいると聞く。逆に、海外へ留学しようとする日本人が、その国で必要な実験者としての資格を持っていないため、留学しても実験に直接携われないという事態も起きる。自分たちが国際的に同等の研究者たろうとするならば、自身が正当な実験研究者である証を担保するために国内にも確固たる法規制が必要なのだ。
 一般の人たちが現在の野放し動物実験について疑問を持ち、署名活動を行っている。私は彼らにとって敵かも知れない。しかし、応援したいと思う。お心ある人は是非協力をしてあげて欲しいと思う。法改正までもう時間がない。
動物実験の法制度改善を求めるネットワーク
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by fussyvet | 2004-11-29 15:31 | 動物

美容院

 髪を切ってもらいに美容院へ行ってきた。支払いの時に
「ヘアケア商品はいかがですか?」
と尋ねられた。見渡したところ、私が知っている範囲で動物実験を行っていないメーカーの商品はない。
 動物実験に反対のあなた、美容院へ行ったら、
「動物実験を行ってないメーカーの商品を置いて下さい。」
と言ってみては?あるいは、
「大島椿油やヘナを置いて下さい。」
とファンのふりをして具体的な商品名を挙げて要望してみては?

 寄り道してフリーマーケットに行ってきた。皮でない、布のズックが2足で50円。Gパンが500円。動物にも財布にも優しい日曜の朝である。
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by fussyvet | 2004-11-21 11:37 | 動物

早期避妊・去勢手術の勧め

[避妊と去勢;ホントの話]

 私は臨床獣医師ではないが、アメリカでは生後2,3ヶ月の犬・猫に避妊・去勢術を施すことが奨励され、当たり前になってきていることは知っている。私の学生時代には生後半年/初回発情を迎えた後に行うとされていたが、保護動物用シェルターなどでは、それでは避妊去勢手術を施してから譲渡できない幼若動物が多くなってしまう。だから、生後数ヶ月でも避妊・去勢手術を施した動物に悪影響がなければ、その方が譲渡するにも良いのだ。早期避妊・去勢手術が健康上何ら悪影響がないことは多くの論文で発表されている。
 で、上のリンク先は、私と違い、開業していらっしゃる臨床獣医さんです。日本でも早期避妊・去勢手術が広がっていくといいと思います。”余って”しまう動物を少しでも減らすために…。
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by fussyvet | 2004-11-20 09:17 | 動物

子供のいたずら

外国の友人に「子供の頃のいたずらで、今、親に謝りたいことは何?」と聞かれて困った。
思い出せない。
幼稚園の頃までは確かにいたずらっ子だった。
でも、父に殴られ、家族内の諍いを見るにつれて、私は家族の顔色を見て過ごすようになり、いたずららしいいたずらをした覚えがない。
子供らしい思い出が”何か”に覆い隠されている。
とても悲しい。
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by fussyvet | 2004-11-18 07:49 | 家族

鯨肉

日本人がイルカを食べているなんて、知らなかった!

少し前までは私も知らなかった。
子供の頃、給食で「鯨の竜田揚げ」は私たちの世代にとって定番メニューだった。
捕鯨論争が今ほどでなかった時代、その肉は本当に鯨だったのだろう。
が、地方へ行くと、今は鯨肉の缶詰としてイルカ肉が売られている。
鯨肉の蒲鉾と称したイルカ肉もあったかな。
外国では大きくニュースに話題を当の日本人が知らないのは、商業的な「イメージダウン」になるから。
でも、食する者は皆知るべきだ。
そして、その産業の上に自分が座しては生きられると思わないなら、自身の消費生活を再考して欲しいと思う。
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by fussyvet | 2004-11-17 07:07 | 動物

消費者の選択、消費者運動、そして間接的脅迫について

 11月10日日本経済新聞の夕刊に化粧品開発で行われる動物実験の代替法についての記事が載ったことを知った。国や企業が、動物実験の全廃は難しいが、化粧品開発における動物実験については化粧品メーカーや国が連携して代替法の開発に努力していくというもの。欧州に比べてこの分野での日本の取り組みは遅れているとも書かれてあった。日本でも化粧品の動物実験反対のデモなどが行われるほど運動が大きくなったことは、企業にとって危機感を持つ大きな要因であるだろう。その意味で化粧品開発で行われる動物実験の反対運動は功を奏したし、私も消費者がそう言った声を上げることは意味のあることだと思う。
 が、ただ一点気になったこと。そのデモの様子を写した写真を見たら、「あなたは陰で動物虐待を支えていませんか?」という未だに知らない消費者へも呼びかけるプラカードを見付けた。虐待を辞書で引くと、「むごい取り扱いをすること」とある。確かにむごい動物実験もあるだろう。それを今すぐ止めさせたいなら、多くの人が「これ以上、化粧品の新製品は要らないし、買わない。」という姿勢を見せることだ。
 さて、動物実験が行われるのは化粧品だけではない。洗剤など人間に触れる可能性のある日用品開発でも行われているし、医薬品の開発や医学・医療技術の発達のためにも行われている。日用品についても、「もうこれ以上、洗剤の新製品は要らないし、新製品を買わない。」という消費者が増えれば、それらの開発に行われる動物実験はなくなっていくだろう。では、医薬品や医療技術はどうだろうか?これらの動物実験を廃止させるために、「あなたは陰で動物虐待を支えていませんか?」というプラカードも掲げられるのだろうか?もし、そうすれば、生きていく上で通院や薬の服用を止められない人、あるいは不治の病で一刻も早く新しい治療法の発見を望む人は罪悪感を持ってしまうのではないか?
 運動するにも言葉というものを選ぶべきだろうと思う。動物実験=動物虐待という文句、私なら絶対に使わない。
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by fussyvet | 2004-11-16 07:19 | 動物

映画「血と骨」

「血と骨」

 原作は読んだことない。予め仕入れておいた知識はオフィシャルページで読めることだけ。「笑の大学」とどっちにしようか迷ったが、連れがいたので今回は一人で見るのは怖そうなこの映画の方を選んだ。
 暴力シーンに目を覆うというレビューワーもいるが、私は目を覆うことなく見た。この映画の主人公ほどひどくはないが切れる父を持った私にとって、こういう世界もあるのだろうことは理解できる。ただし、決して肯定しない。暴力で犠牲になるのは常に女房子供。この映画では更に家族以外にも追い込まれていた他人がいた。そして、その父親に反発しながらも自分の中に父親の面影を見出す息子。私もそう。父親を嫌いながら、自分の中に父親と同じ面を見付けて愕然としたことがある。
 この暴力的で傲慢な主人公にも愛はあった。再起不能になった愛人には献身的な優しさを示す。しかし、家族にはそんな素振りは見せない。違いは自分自身に愛情を示してくれたかどうか。この父親も愛情が欲しかったのだろうと思う。しかし、悲しいかな、愛をもらったことがない人間には愛の返し方が分からない。不幸の連鎖はそこにあるのだろうと思う。
 私個人はイエスから、神から愛をもらった。それまでは普通に優しくする術を知らず、刺々しく周囲を傷付けていた。私に腕力があったのなら、この主人公のようにもなっていたかも知れない。
 主人公に虐げられた家族らはただ耐えるしかなかった。暴力(言葉の暴力も含めて)の連鎖の最下層に居らざるを得ない本当の弱者達。やはり暴力はいけない。言葉で傷付けることもいけない。しかし、それをしてしまう者も愛を知らない可哀想な人間であるのだろうと思う。断ち切るには、どこかでその連鎖の中に愛が注ぎ込まれるしかないだろうと思う。
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by fussyvet | 2004-11-15 07:33 | 映画

人間として

私は獣医師として実験を行っているのではない。
今は研究者として行っている。
人間としては一切の動物実験をしなくて済む世界になって欲しい。

「人間として」好きなことだけ言って行動だけして生きていけるなら、こんな幸せなことはないだろうと思う。
しかし、一生をそれだけで終えられる人はいないだろう。
その仕事の人たちに「声だけ届ける」人たちは、そのことをどれだけ理解しているのだろうか?
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by fussyvet | 2004-11-13 08:11 | 動物

ベルマーク運動

 子供の頃、ベルマーク運動というものを知った。
 ベルマークというマークが付いている商品のパッケージのその部分を切り取って集めて送れば、何かいいことをすることになるらしいと子供の私は思った。
 正義感の強かった私はベルマークを集め始めた。注意してみるといろいろな物にベルマークは付いている。家族にも集めるように頼んだ。私は集めることに夢中になり、捕らわれた。
 妹が、ベルマークが付いているにも拘わらず捨ててしまったものをゴミ箱の中に見付けた。私は妹に対して激しく怒った。
「付いているのにどうして捨ててしまうんだ!」
 すると、母が怒った。
「そんな、家族の仲が悪くなってしまうのなら、集めるの止めてしまいなさい!」
 私は「はっ。」とした。

 母の言うとおりだ。世の中の不幸な人のためにと始めたことだったけれども、自分の周囲の人間を傷付けていては元も子もない。私はいつの間にか自分の「善」を守ることにだけ夢中になって本質的なことを忘れていた。人のための善行がいつの間にか自分の主義・主張・行動を守るための善行になっていた。そして、それが他の人間を傷付けるものになってしまったことを母は怒ったのだ。
 一部の社会運動は、同じようなことになっていはしないか?

 今でも忘れない。あの時、叱ってくれた母に心から感謝している。
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by fussyvet | 2004-11-11 06:32 | 動物

連ドラみたいなもんで昨日見たから今日も、もしかしたら明日も

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2004年11月10日午前6時。
今日はお月様を金星と木星が”取り合って”いました。

兎さんは”お月様を抱えて”と表現されてました。
この違いは意地悪さでしょうか。カカカっ。

あーあ。
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by fussyvet | 2004-11-10 06:20 | 徒然