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「硫黄島からの手紙」

 DVDレンタルが来たので見始めたのですが、5章で挫折。俳優はほとんどが日本人、他のスタッフはアメリカ人で作られたせいか、日本人俳優の演技指導をちゃんとしてるのかな?渡辺謙さんと伊原剛志さんはかっこよくて素晴らしいことには違いないのだけれど、もう少し演出した方が彼らの演技の素晴らしさを引き出せたんじゃないかと思う。どの俳優もボソボソという感じのセリフ回しで、それがわざとらしくにも思えてしまった。その中で中村獅童の目はとても惹きつけられる。
 で、さらにこの先予想される戦争の悲劇を思うとブルーな気分になってDVDの5章でストップさせ、ここまでを書きました。



 ごめんなさい。見終わる前にケチをつけた自分が恥ずかしい。ジャニーズの二宮君も最初は稚拙な演技だと思いましたが、後半素晴らしいです。
 これまで靖国の公人参拝について何の意見も持ち合わせていませんでしたが、靖国参拝は何ら恥じることではない、するべきだと思いました。あそこに眠っているのは”戦犯”もいますが、多くはこの映画に出てくるような名もなき日本人です。日本以外の国では英霊の眠る墓地に公人が参拝することは当然のこととして行われているではありませんか。英霊に敬礼するとともに、二度と命を無駄にしなくてよい社会を築く努力を怠らないと誓います。そこには当然、歴史の歪曲に対しては厳しい目を向けて監視しなくてはいけません。そうでなければ、硫黄島で本国からの援護もなく最後まで戦って亡くなってしまった人たちに本当に失礼だ。それに気づかせてくれたのが、アメリカ人(かつての敵国の人)であるクリント・イーストウッドであったこと、そして、かつての敵国の人にこのような素晴らしい日本人の映画を撮ってもらえるような世界に生かされていることに感謝します。何もケチをつけることがない作品。戦争を知らない世代の全日本人に見て欲しい。
☆5つ!!!
by fussyvet | 2009-05-15 06:05 | 映画
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