やっと幸せを感じられる余裕

 息子はアレルギー持ち。生後まだ数カ月の頃から卵、牛乳、小麦粉の食物アレルギーから始まって、1年ほど前からはついに喘息も発症。アトピー体質まで揃って完ぺきである。今日は数カ月に一度の検診の日だった。
 正直なところ、これまで平日に息子と二人きりで過ごすのは憂鬱だった。かわいい、かわいい…、それには間違いないけれど、24時間そう思い続けているのは不可能である。他の心やさしいお母さんはそうではないかも知れないけれど、少なくとも私には不可能だ。かわいいしぐさをすれば、「かわいい」。が、そんなしぐさばかりじゃない。疳癪で、聞かないときはイライラする。こちらが寝不足であろうが、疲れていようがそんなことは容赦ない。通じない。書くのがはばかられるようなことを思ったことさえある。
 今日もそんな憂鬱な日の一つであったのだが、今日は…本当に心の底から息子と笑い、じゃれあい、ご飯を食べ、バスに隣り合って乗り、外を見ながら話し、子育てを「楽しむ」努力をしなくても穏やかに流れて行った。この子は私の子として生まれて幸せだったのかと疑う余地などなかった。私も本当に幸せだった。

 これまでは「余裕をもって子育てをして。」などと言われても、「そんな余裕どこに作る余裕があるんだ!」と鶏冠に来ていた。そんな私も少しずつ余裕が持てるようになったのかもしれない。私が成長したのではなく、子供が成長してくれたせいだ。

 これからはいよいよ私も成長しなくては。息子がいろいろ教えてくれる。息子が子供のころのことを思い出させてくれることで、いろいろと大人になってから忘れていた自分の”創世記”のことを思い出させ、私とは何者であったのかを知らせてくれる。
 人生、確かに仕事だけではないことを思わせてくれるのかも知れない。
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by fussyvet | 2008-11-20 17:52 | 家族
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