人気ブログランキング | 話題のタグを見る

身体の一部と共に未来さえ失われる子供

 ミア・ファローのブログからの和訳(by fussyvet)です。ミア・ファローのブログには今回和訳した話の子供の写真もあります。いまだにスーダン政府軍はダルフールの難民キャンプすら攻撃する始末。Bakitのような子供が増えたのかと想像したら、早くバシルがICCに逮捕されることを祈ってしまいます。

2008年8月24日
August 24, 2008

Collateral Damage
Bakit Oumar is seven years old. He lives with his grandmother and his 8 year old brother in Koubigou, a camp for displaced people near Goz Beida. Their village was destroyed by Janjaweed. They have no father. More recently their mother abandoned them. They have nothing. They have never seen a toy.

巻き添え被害
Bakit Oumarは7歳。Goz Beida近郊にあるKoubigou難民キャンプに祖母、そして1つ上の兄と共に暮らしている。彼らの村はジャンジャウィードに破壊された。父親はいない。つい最近、母親に捨てられた。彼らには何もない。おもちゃを見たことがない。

In January, 2008 things got a whole lot worse. While the boys were playing near their home they came upon something unusual. It was a rocket propelled grenade. Goz Beida has been attacked many times. The surrounding area is littered with the stuff of war. The grenade exploded tearing off Bakit hands, most of one arm and part of his face including his eye.

2008年1月、状況は全く悪化した。この兄弟が自宅のそばで遊んでいたとき、見慣れないものを見つけた。携行式ロケット弾だった。Goz Beidaは何度も攻撃を受けてきた。周辺には戦火の遺物が散乱している。そのロケット弾は爆発し、Bakitの両手、片手のほとんどと目を含む顔面を吹き飛ばした。

Unicef was notified and they evacuated the child to the capital hospital where they saved his ilfe and did what they could. Bakit continues to fight infections. He told us, "I want my hands". Little Bakit does not smile any more. Ever.

ユニセフが通知を受け、彼を大きな病院へ避難させ、命を助け、できることをした。Bakitは感染症と戦い続けている。彼は私たちに言った。
「手が欲しい。」
幼いBakitにもはや笑顔はない。永遠に。

☆ダルフールの惨状が映像でわかります。
2005年7月9日放送NHKスペシャル「アフリカゼロ年 第1回 ジェノサイドを止めるのは誰か」 by ニコニコ動画(要登録)

☆ダルフール紛争で惨殺されている子供たちを救うための各種署名にご協力下さい。
Globe for Darfur
国連日本代表部への嘆願書送信について
Petition the International Olympic Committee

☆駐日スーダン大使館へダルフール紛争解決に向けた要望を送る1クリックアクションにご協力下さい。
アムネスティ

☆ダルフール紛争に関する募金サイト
国連難民高等弁務官事務所(こちらは資金不足が深刻で、ダルフールが援助縮小の危機にあるそうです(参考))
日本ユニセフ
国境なき医師団
オックスファム・ジャパンのスーダン緊急支援
by fussyvet | 2008-08-27 01:46 | 世界の話
<< 「感謝して使う」? 自己憐憫 >>