自己憐憫

 14日ぶりの休日。と言っても仕事自体は先週お盆休みを取っているのだけれど、やんちゃな幼子を抱えた身でありまするゆえ、仕事休みが真の休日にはならず、だから今日が実質14日ぶりの休日なのだ。
 一日オフになるとゆったりと時間の中でじっくりと自分の状況を見つめることができる。忙殺されている日常では感じられなかったが、なんやかや言って自分は今幸福なのだろうと思うことができる。そして、今までの事からこれからどうしたいのかも自分自身に尋ねてみることができる。貴重な時間だ。

 「G.I.ジェーン」という映画の中に出てきた言葉が最近よく思い浮かぶ。
「小鳥は凍え死に枝から落ちても決して自分自身を哀れとは思わない。」
"A small bird will drop frozen dead from a bough without ever having felt sorry for itself."
映画の中で…ロレンスと言っていたので、てっきり「知恵の七柱」を著した「アラビアのロレンス」ことT.E.ロレンスの言葉だと思い、「さすがだな。」と感心していたのだが、実は「チャタレイ夫人の恋人」の作者D.H.ロレンスの方だと知ったのはつい数日前だ。"Self Pity"(自己憐憫)という詩の中の言葉で、映画の中で最も印象的に残っていた。

 ゆったりとした時間はその分現実の忙しさに戻ることを難しくする。子供を迎えにいき、またいつものやんちゃに当たったとき、心底ブルーになった。夫に子供の入浴を任せ、自分一人で浴槽に浸かっているときは思わずそのまま沈みたくなってしまうほどだった。まさに自己憐憫の中にある。
「6年間も大学で専門の教育を受けて、国家試験に受かったのにこのざまだ。」

 野生動物は生きることしか頭になく、どんなに厳しい状況にあってもそれを哀れだとか、理不尽だとか思わない。

 私も詩集を読まなきゃな。
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by fussyvet | 2008-08-21 22:17 | 徒然
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