ダルフールの現況

 多くの人に読まれている政治ブログの執筆者へダルフール紛争における国内主要メディアの沈黙について見解を伺うメールを不躾ながら送信したら、取り上げて下さいました。
 主にミア・ファローのブログの記事を追っています。彼女は現在ユニセフの親善大使という肩書きがありますが、それ以前に女性であり、母親であり、女優という政治家とは全く異なる職業人でありながら、ダルフール紛争に心を痛め、コツコツと現地の普通の人たちの痛みを伝えようとしています。海外のメディアは国内のメディアと違い、せっせとダルフールのニュースを伝えていますが、やはり企業メディアであり、あらゆるソースから拾って情報の隙間を埋める作業をしないと現地の普通の人たちの痛みが伝わってきません。その点では自分自身と共通項の多いミア・ファローの伝聞の方が生に近くて、伝わってくるものも大きいので好んでここでは和訳を載せています。
 しかし、それだけでもやはり状況が抜けてしまう部分が多いので、今回は穴埋め的な現況伝聞にしたいと思います。
 来月2007年10月に和平協議が予定されています。これに先立ち国連事務総長が現地を訪れましたが、和平協議にキーマンの一人である反乱軍のリーダーが「スーダン政府が民間人の攻撃をやめ、民兵の武装解除をすることが先」と主張して参加を拒否しています。更には同じアラブ人民兵同士で戦争利権をめぐる戦闘も起き、混迷の色を強めています。国連の平和維持軍は年内中に派遣される予定ですが、これまで何度も拒んできたスーダン政府が本当に受け入れるのかも懸念されています。
 宗教、利権、部族、そして第三者である外国の利権絡みのバックアップ(この場合中国)などニュースだけを拾っていくと本当に悩ましい。でも、とんでもない凄惨な状況に置かれている一般住民、本当に小さな赤ん坊までが「どうしてここに今置かれているのか。」と誰にも受け止めてもらえない疑問、怒り、嘆きを抱えて苦しんでいることは事実であり、これを見捨てておくことは他国、特に先進諸国の大罪だと思います。国内では朝日新聞と日経新聞が小さいながらダルフール紛争を取り上げているようです。「なぜ、報道しないのか?」という声が大きくなれば、少しずつ国内報道も増えていくのではないかと祈っています。中国利権に構っている国会議員や黒幕などとっとと引退してもらいたい。「北京五輪を支援する議員の会」に記載されていた議員にはど金輪際投票しない(幸い私は投票したことのない人ばかりだと思いますが)。

☆ダルフール紛争で惨殺されている子供たちを助けるための署名にご協力下さい。
Globe for Darfur
Petition the International Olympic Committee

☆ダルフール紛争に関する募金サイト
日本ユニセフ
国境なき医師団

Special thanks to ダルフール・ニュース
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by fussyvet | 2007-09-11 09:37 | 世界の話
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