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環境省のパブリックコメント

環境省 報道発表資料-平成19年8月9日-「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」及び「動物の処分方法に関する指針」の改定案に関する意見の募集(パブリックコメント)について

 9月7日までです。
 私は以下のように意見を送りました。参考にしていただければ光栄ですが、もし、実際に意見を送付する際は、これをコピーして張り付けるのではなく、必ずご自身の意見をご自身の言葉でお送り下さい。なお、メールで送る際は添付文書や参照URLの貼り付けは不可ですので、必ず「意見募集要項」を一読することをお願いします。

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 貴職で募集されているパブリックコメントのうち、「動物の殺処分方法に関する指針(案)」について以下のように意見をお送りします。

1. 「第3 殺処分動物の殺処分方法」のうち
「社会的に容認されている通常の方法によること」を「獣医学的根拠に基づいた安楽死方法によること」と訂正。

理由:原案の表現では抽象的過ぎる。見た目、感情による非科学的方法により、殺処分される動物の苦痛が長引くことは動物の愛護および管理に関する法律に反する。この法に則った方法であるべきとするならば、科学的根拠による鎮痛作用を伴う方法でなければならないと考える。この場合、該当する科学分野は獣医学であり、アメリカの獣医学会では安楽死のガイドラインが作成されており、国内でも実験動物医学会および動物実験代替法学会を中心に安楽死についての議論が行われている。既知のガイドラインや専門家の意見を取り入れるのが「動物の愛護および管理に関する法律」に準拠した方法であると思われる。

2. 「第4 補 則」のうち
「2 …この指針の趣旨に沿って配慮するよう努めること」を「2 …この指針の趣旨に沿って確実に安楽死が行われるよう努めること」と訂正。

理由:「配慮」ではなく、確実に安楽死が行われなければ、行政による殺処分が「動物の愛護および管理に関する法律」に準拠しているとは社会的に容認されがたい。

名前
住所
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電話番号
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by fussyvet | 2007-09-03 12:24 | 動物
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