公園で絶対にイヌを放すな

 毎朝、日差しが強くなる10時前に、息子をベビーカーに乗せて近くの公園に散歩に行くのが日課である。その公園には、「バイク乗り入れ禁止」と共に「イヌを放さないで下さい」との看板が立っている。にも関わらず、バイクを乗り入れる不届き者と同様に、散歩中のイヌを放す者が毎日いる。小型犬ならまだしも、ドッグランでもない公園内で、秋田犬、ハスキー、更にはアラスカンマラミュート級の大型犬を放している飼い主もいて、私はその度に目つきをきつくしてその犬に睨みをきかせ、息子の乗ったベビーカーを犬のいる側と反対側に回して私自身の体でガードし、神経を使って通らなければいけない。赤ん坊を散歩に連れ出すようになって分かったが、体重7kg程度の中型犬だって、小さい子供を連れた母親にとっては、自分の子供に危害を及ぼすかも知れない恐怖の対象となる。ミルクの臭いがする赤ん坊は、臭覚が発達したイヌにとっては刺激的な存在である。田舎で放されていた土佐犬に幼い子供が咬み殺された事件があったが、あのような飼い主はもはや殺人犯だと私は思っている。
 私は猫の方が好きだけれど、犬も嫌いではない。が、公園で犬を放している光景に出会う度に息子を守らなければならない毎日を送っていると、犬が嫌いになるのではないかと思う。もともと動物が好きではない人であれば、なお更である。犬を躊躇なく放す愛犬家たち、あなたのその行動が犬嫌いを増やし、犬にとって住みづらい社会を作り出し、犬たちを悲劇に導くかも知れないことを本当に肝に銘じて欲しい。犬はどんな行動を起こすか分からない。「うちの犬に限って。」と思うのは、「うちの子に限って。」と思う親ほどに愚かなことである。飼い犬を管理して、人間社会から疎外されない存在にしてやることが、犬を飼い、共生を目指す者の義務である。
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by fussyvet | 2006-06-04 22:32 | 動物
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