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おっぱい戦争

 母乳が出づらく、あんまり神経質になってはいけないと思いながら搾乳などして母乳の出を促しておりますが、最初の頃は出るおっぱいよりも涙の量の方が多いような状態でして、
「涙出さずにおっぱい出せ!」
と自分を奮い立たせながら、息子に吸ってもらえない可愛そうなおっぱいを一人寂しく搾ったりして、今でもコツコツ搾乳して一回量がやっと35ml/両方のおっぱいになりましたが、体格の小さい息子にはやはり足りず、ミルクと混合でやっております。最初に私のおっぱいを含ませて片方5分、ねばるのですが、息子は人工乳首に慣れてしまっているのか、「ふん、出ねえぜ。」って言っているかのように乳首を離したり、また吸ってみたり、最後にはものすごく悲しそうな泣き声を出すので、それを合図におっぱいを吸わせるのを止めてミルクを足すようにしています。
 入院している時に助産師さんが自分の体験談から、
「母乳が出がよくて、母乳ばかり与えていたが、自分が高熱を出して薬を飲まざるを得ず母乳を与えられなかった時、人工乳を飲んでくれなくて困った。」
という話をして下さり、当初母乳にこだわっていた私もその話を聞いて両方飲ませて育てようと決めたのですが、さすがに私のおっぱいよりもミルクの方をガツガツを飲む息子を見るととても悲しくなったりします。それでもコツコツ、空し涙を流しながら一人で搾乳し、息子と攻防を繰り返しながら授乳時間にはおっぱいを先に与え、戦争中で母体の栄養が悪くて母乳が出なかった時代は本当に大変だったろうと飛躍した想像もしながら、何とか息子に嫌われすぎないようにおっぱいをあげています。搾乳した乳を哺乳瓶でやると飲むので、どうやら私のおっぱいが気に入らないらしい。助産師さんをして「吸いやすそう。」と言わしめた形のいいおっぱいも当の息子に嫌われては意味がない・・・。こんなことも手伝ってブルーの底に沈まないよう、時にはほかのことも考えつつ、煩わしい身内のことは極力考えないようにしつつ、静か~に子育てしたいと思うのでした。
by fussyvet | 2006-01-15 14:00 | 家族
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