それは違う

 夫が
「相談もなく、大切なインストラクターをかっさらった。」
「〇○(私のこと)の夢を奪うな。」
などと私の指導教官から学会会場、しかも講義の最中に公衆の面前で言われたらしい。
 それは違う。インストラクターだって?私は雑用奴隷なだけだったし、そこにいたらどんどん夢が消えていった。あらゆる事務局を一気に一人で背負わされ、倉庫で一人物品を探しているうちに精神安定薬をのまねば、自殺していたほどに追い込んだのは、他ならぬあなたなのだ。夢を奪ったのは夫ではなく、夢を利用し絶望に追い込んだのはあなたなのだ。下の者の夢をかきけす者など導き手ではない。神が私を救い、夫と子供、私の居場所を与えて下さったのだ。夫がいなければ、私は今ごろどうなっていたか。そんな夫を非難するなんて、勘違いも甚だしい。

 あなたは「年度終わりで退職してから…。」という私を無理矢理早期退職させて、自分の雑用係にしたかっただけではないか。
 あなたは「きちんと博士課程で…。」という私に「いや、研究生の方が安上がりで早く学位が取れるから…。」と奨学金も身分の保障もない者にし、虐げたかっただけではないのか。
 代替法を学べる海外の大学を教えて欲しいという私に「いや、うちじゃないとダメだ。うちの方がいい。」と訳の分からぬ勧誘をしたのはこういうことだったのか。

 この国に信頼できる獣医の指導者はいない。若者は外へ飛び出して、もっと広い世界のつながりと知識を得るがいいと思う。私の二の舞いにならぬよう。全て下の世代に負わせるわけではない。私もいつか人を潰すようなこんな封建的な狭い世界を出て行く。その時は獣医としてではないかも知れないけれど。
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by fussyvet | 2005-10-11 00:49 | 動物
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