動物実験倫理審査委員会

 動物実験の倫理審査委員を務めている獣医が苛立っていた。委員会がはねつけた内容に食ってかかってくる研究者がいる。そういう研究者に限って傲慢でごり押しが強い。少人数のお人好しで倫理委員会が構成されていた場合、そう言った傲慢な研究者に立ち向かうため、かなり消耗する。そんなストレスから来る苛立ちだっただろうと思う。
 最悪なのは、研究者のごり押しによって、問題視されるべき動物実験が通ってしまうことだ。倫理委員にもヤクザな人間が必要だと思う。傲慢な研究者に毅然として立ち向かえる者がだ。アメリカの倫理委員には必ず獣医師と、そして親族等に全くコネのない外部の人間が入るように規定されている。日本の場合、役所の監査委員と同じで、“身内”が行っているため、顔見知りには甘くなったり、ゴリ押しに負けたりする。そんな機能不全委員会になることを避けるためには、やはりその実験や研究者に何の損得勘定もない者が入らなければならない。
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by fussyvet | 2005-05-10 18:14 | 動物
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