消せない疑問

「時間がないんです。」「特殊部隊だけは絶対ダメなんです。」
イラクでNPO等で活動していた日本人たちが武装勢力の人質になって無事解放された。同じ時期に人質になっていたイタリア人の一人は、イタリアがイラクから軍を撤退させる気がないと言った見せしめに殺されてしまった。大きな力に比べて弱い一つの命は、いつも容易に消されてしまう。
けれど、日本人人質は助かった。そのこと自体はとても喜ばしいことだと思う。"その"映像を見るまでは、純粋に家族の心配を思うと気の毒に思い、人質が無事解放されますようにと願っていた。けれど、人質の家族が自衛隊の撤退を声高に訴えた、…いや寧ろ要求したこている姿を見た時、喉に何かつっかえたような違和感を感じた。全ての責任を個人で取れというわけではないが、けれどイラクにいた人質本人にしろ、その家族にしろ、危険の予想はしていたはずで、それを敢えて行ったのだから危険を何とか回避する最大限の努力をするべきであったはずである。その最大限の努力をしたにも拘わらず、拘束されてしまったというのなら分かるが、どうもそうとも思えない。それなのに、自分が被害者であることを最大限に利用して「自衛隊を派遣したからこうなった。」とか「自衛隊を撤退しろ。」などと国=国民に責任を全て押しつけ、要求するのはやはりおかしい。彼らが拘束されて無事帰国するまでに、およそ30億円の税金が費やされたという。命は金に変えられないが、全ての責任を自分以外のものに押しつけて、公衆の面前で堂々と持論ばかりを唱える家族には、「あなたたちの言う正義ってなに?」と思ってしまう。
このゴタゴタのために、北朝鮮による拉致被害者の帰国問題の解決が遅れてしまった。遠くの”友”を助けに行ったのは良いが、身近の”友”に悪影響を及ぼしてしまったことも彼らには十分自覚して欲しい。
[PR]
by fussyvet | 2004-04-23 12:36 | 世界の話
<< 名古屋テレビ編成局長が暴言「子... ブログ試動 >>