獣医になりたい子供からの手紙

 動物が好きで「獣医さんになりたい!」と思ってきたという子供さんからメールをもらった。私のホームページを見て獣医の大変さ、保健所の意味、獣医が命を助けるだけじゃないことが分かったという。嬉しかった。
 「獣医」という名前と一般的なマスメディアに作られるイメージから、大好きな動物を助けたくて獣医を目指す子供が絶えない。けれど、違うのだ。獣医は動物を助けない。病気を治すかも知れない。けれど、「助ける」わけではない。助けるべきは、商用に増やされて、ただで無下に保健所で殺される動物たち、珍しいペットとして売るために海外から輸入されて手に負えなくなって野に放たれ、「害獣」として駆除される動物たち、見せ物にするために狭い檻の中に閉じ込められる動物たち、研究者の口実のために使われる無駄な実験動物たち…であり、助けられるのは獣医師ではない。消費者、ボランティア、監視人、告発者である全ての人たちなのだ。
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by fussyvet | 2005-04-24 14:54 | 動物
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