動物愛護法の改正

 動物の愛護および管理に関する法律が改正されようとしている。それに備えてさまざまなところで議論がなされているが、自民党に物を言わせた獣医師会の圧力が強いようだ。今度の改正も余り変化はないのかと憂う。
 アメリカやイギリスなどの先進諸国では動物実験を行う施設や動物を保管する施設の届出は当たり前であり、国による査察と記録作成・保存も義務づけられているが、我が国ではそれらのいずれも全くない。そんな国の科学技術がなぜ他の先進諸国と肩を並べられるというのか?届出も査察も記録も面倒。でも、他の国では行っている。この国の研究者、特に獣医師はどこへ行きたいのだろう?
 以前、獣医師になりたいという帰国子女から相談を受けたとき、その結果、彼女はアメリカの獣医系大学を受けることを決めたようだ。私もこのままでは日本で獣医師になるのはやめておけとアドバイスを続けざるを得ない。獣医師だけでなく研究者でもそう。この国の古い保守体制が社会だけでなく科学界でも若い者の足を引っ張っているのだ。こんな国、要らぬ。どんどん皆海外へ行け。青色LED訴訟の研究者が憤りを隠せずに「若い奴らにはどんどんアメリカへ来いと言いたい。」と言い放っていた。私も同じ心境だ。実際にアメリカに行った彼が羨ましい。私もいつかこんな国脱出したいと思いつつ、この法改正の成り行きを見守っている。
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by fussyvet | 2005-01-29 11:12 | こうして社会は回ってる
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