動物園で余った動物たちの行方

動物園のニホンザルが適正飼育頭数を上回っているために大学の研究所に譲渡されます。動物実験反対運動団体の会員が訴訟を起こしていましたが、控訴が棄却されたため動物園からのニホンザルの譲渡は適法となり、日本社会からgoサインを得たわけです。
 さて、問題点。過密飼育になるまでにどうしてその動物園は対策を取らなかったのでしょうか?これからも同様に過密飼育になるたびに実験施設に払い下げ続けるのでしょうか?
 私は現在の動物園も水族館もそのあり方に反対です。余った命をたらい回しにするような運営方法を改善せずして、何が「子供の情操教育」「動物とのふれあいが大切」だなどときれいごとを並べ続けていられるのでしょうか?そんな動物園の裏側で行われていることをなくしたい。でも、何も知らず、動物園に入園料を払う人がいる限り、動物園はその正当性を主張して改善しないでしょう。あなたの入園料がそんな動物園を支えているのです。
 動物園や水族館の代わりにバードウォッチングやホエールウォッチングはいかが?私がオーストラリアに行った時、夜行性野生動物探検ツアーに参加しました。その時、カモノハシが住むという沼へ行ったのですが、ガイド達は私たちに音を立てないようそっと移動することを促し、その野生のカモノハシの生活を脅かさないよう努めていました。私はその時、本当に遠くでカモノハシが泳いでいる水面の動きしか見られませんでした。多分、カモノハシの陰すら見えないようなこともあったことでしょう。しかし、それでもいいと思います。必ずしも向こうがこちらの思うようになってくれないことも含めて野生動物なのですから。
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by fussyvet | 2005-01-26 16:16 | 動物
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