ペットの避妊・去勢手術

 開業している友人が言う。
「避妊に興味の無い飼い主にあえて積極的に手術を勧めると、あとでトラブルになる事が多いと思う。むずかしいところです。」
 開業獣医師が飼い主に避妊・去勢手術を勧めると自分たちの金儲けのためだと思われるから勧めづらいというのだ。
 それでは開業獣医師でない私が代わりに言おう。

 ペットとして動物を飼うなら、避妊・去勢手術をしてあげて下さい。雌のイヌ・ネコの場合、初回発情が来るまでに卵巣子宮全摘術を受ければ後に乳ガンに罹患する確立が減り、子宮蓄膿症という病気も予防できます。雄の場合なら若齢時の去勢手術により後に前立腺肥大に罹患する確立が減り、本能的な闘争心が減弱され穏やかな性質になります。
 何よりも、繁殖によりこれ以上増やさないで欲しいのです。人口に比してペット人口は過剰であり、”余って”しまった動物たちが保健所で今でも処分されています。その”余った”命たちに生きるチャンスを分けてあげて欲しいのです。
 「健康体にメスを入れたくない。」気持ちも分かりますが、ネコの場合、交尾排卵動物であるため、発情時の交尾によりほぼ確実に妊娠します。”誤って”できてしまった子犬・子猫たちの里親はそうそう見つかるものではありませんし、その”誤ち”を減らせば、保健所で殺される運命にある他の動物たちにチャンスが巡ってくる確立が高くなります。どうか、そんなチャンスを増やしてあげるためにも避妊・去勢手術を受けて下さい。お願いです。
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by fussyvet | 2004-10-08 20:51 | 動物
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